2014年11月12日

WiMAX を申し込んだ (ADSL接続に見切りを付けた)

ADSLの帯域調整をお願いしたものの、リンクが切れるという現象は変わらず。帯域調整そのものも何度もやっていることなので、「やっぱり駄目か」という諦めの感じが強いんですが、「もういいや」ってことでADSL接続そのものをやめちゃうことにしました。ADSL回線に見切りをつけたという形。

とはいえ、光回線になると賃貸住宅という点でNG。 使えるのは飛び道具ってことで、無線接続にしてみました。

無線ってことで考えられるのはLTEのモバイルルータですが、7GB という上限があるのは困りもの。となると、WiMAXですが、エリアにはムラがあり、全国くまなくというのにはほど遠い状況。

私が住む地域は以前からWiMAXのエリアだってことは知っていましたけど、実際に使っている人がいれば機器を借りて実際の電波状況を調べることもできたんですが、さすがにそんな方はいませんでした。

UQで実施している Try WiMAX という事前に機器を貸し出しするサービスに申し込もうとしたんですが、何度試しても「貸し出し機が無い状態」で諦めました。

で、対象エリアかどうかの判別をチェックしてサービスエリア的(地図上で確認)に大丈夫そう、住所を選んでいくピンポイント判別でも「○」となり、これなら大丈夫だろうという判断からWiMAXで行くぞと決めた次第。
(とはいえ、現時点ではより高速なWiMAX 2+のエリアにはなっておらず、従来からのWiMAXのみに対応って状態ですけどね)

実際、無線接続をメインにするのってどうなのかなぁと思ったわけですが、ADSL環境がダメダメな状態なので、仕方が無いかと。

WiMAXは 先日発表がありましたが、WiMAX 2+ での接続を高速にする代わりに、従来のWiMAXを遅くするよと発表があったばかりだけど、ADSLで下り7000kbpsとかで使っているんだから問題ないでしょうと。

INTERNET Watch
UQがWiMAX 2+でキャリアアグリゲーション、2015年春から下り220Mbpsに
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20141027_673187.html

 UQでは現在、「WiMAX」で30MHz幅、「WiMAX 2+」で20MHz幅を用いて通信サービスを提供している。今回の取り組みにより、2015年の春から順次、「WiMAX」の30MHz幅のうち20MHz幅を「WiMAX 2+」での利用に変更する
 これにより、「WiMAX 2+」では20MHz幅を2つ用いた合計40MHz幅のキャリアアグリゲーション技術を利用し、下り最大220Mbpsでサービスを提供する。
 一方の「WiMAX」は10MHz幅に縮小されるため、通信速度がこれまでの下り最大40Mbpsから、下り最大13.3Mbpsに低下する。サービス自体は継続される。
通信速度が下がるけど、それでも最大40Mbps→最大13.3Mbps なのでなんとかなるかなと。

現在のADSL環境は○年という縛りがないものだったので、「2年契約」という縛りのあるものには抵抗があったのですが、引っ越しをしたとしても開通工事とか不要でそのまま持っていけば良いだけだし、大丈夫かと。(とはいえ、失敗だったらどうしようとドキドキもんですけど)


@niftyで、UQのWiMAX接続のキャンペーンをやっていて、機器(WiMAXモバイルルータ)が1円、最初の2年は毎月の支払いも少なめというもので、1.5万円のキャッシュバックもあり。数ヶ月前から気になってたし、まぁこれかと。2年縛りはあるけれど。


@niftyにてWiMAXの機材を手配したのが金曜夜で、翌週火曜の夜にはもう届きました。(最短4営業日だそうですが、金曜夜に申し込んだのに早いんですねぇ)

届いたのは小さなダンボール箱が一つ。中にWiMAXモバイルルータとクレードルが入ってました。(専用のSIMカードもですね)

ADSLモデムのような重量があるわけでもないし、無線接続なのでケーブルといっても充電用のUSBケーブルが入っている程度。
マニュアルもかんたんなものだけが付属で、詳細のマニュアルはWiMAXルータの中(のメモリ)に入っているという仕掛け。これならInternet接続しなくてよいし、メディア不要だしで確かに便利。

@nifty WiMAX
http://setsuzoku.nifty.com/wimax/



自宅のメイン回線として使うのでクレードルは必須なので実際は二択。

「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15クレードルセット」というものを選びました。ファーウェイという会社の製品ははじめてですが、まぁ過去にWiMAXモバイルルータをいくつか出しているし大丈夫だろうと。

NECプラットフォームズの「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11クレードルセット」を選ぶこともできたんですが(無線LANの規格、802.11acに対応しているのはこの機種だけ)、現時点で802.11ac対応機器を持っていないのでスルー。(Mac miniが対応してたら考えたんですけどね)

どちらも「WiMAXハイパワー」対応ってことだし、感度の違いはなさそうなので新しい方を選んだってだけです。色も写真の通り、派手な赤にしました。

ADSL接続ではモデムはレンタルだったので毎月課金されていましたが(プランにもよるんですが、当時の選択肢としてはこれがBetterな選択だったのですよ)、今回はWiMAXモバイルルータ+クレードルは買い取り。毎月のレンタル費が発生しないのは気持ち的に助かります。

ちなみに これまではADSL接続の「ACCA ニュースタンダード TYPE1」というコースで、ADSLの月額料金+モデムレンタル費用+NTTへの回線利用料など(+IP電話の利用料金)という構成で、先月で約4,200円(税込)という費用でした。

@niftyのWiMAX 2+サービス料金はこんな感じ。


利用登録開始月(最初の月)の課金は無し。(開通翌月からの課金になります)
最初の月は、初期費用の3000円 + 機器代金の1円 + @niftyのプロバイダ料金(継続なので250円)+ ユニバーサルサービス料 3円 の合計ということになります。

※「ハイスピードエリアモード」の利用で WiMAX回線に加えて LTE回線を使った場合は、LTE 利用月に1005円(税抜)が加算されるので注意。(誤って接続できないようにするロック機能がモバイルルータに備わっていました)

ということで、今月末までにADSLの解約手続きを済ませれば(ADSLモデムの返却はその後なので12月になってからでもOK)、12月からはWiMAXの利用料金+プロバイダの基本料金ということになります。
(ADSL接続サービスの解約を月の途中で行っても日割り計算してくれないので、月末までとりあえず契約しておくことにしました)

一通りの設定が終わって、実際に接続してみるとこんな感じ。

USENの回線速度・通信速度測定
http://www.usen.com/speedtest02/

WiMAX の「ノーリミットモード」での測定結果



WiMAX + LTE の「ハイスピードエリアモード」での測定結果



※ノーリミットモード=パケット上限の無いモードです。従来からのWiMAX接続になります。

WiMAXでなんとかなりました。結果的にはその日のうちにADSLモデムの電源を切って配線を外すことができました。

私としては自宅のメイン回線(ADSL回線の置き換え)になるので、容量制限のある高速な接続方式よりも、遅くても常時接続しっぱなしにしても大丈夫なことが重要でして、これを選ぶことができるWiMAXはありがたい存在。

これでちょくちょく切断される不安定なADSL接続とお別れできます。ようこそ、本物の常時接続!って感じです。


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