お酒にゃ弱いんで、コーヒーばかりという感じ。それこそ、スモーキング・ブギのように「飯喰って一服、クソして一服、風呂入ってベッドで一服」状態。
手軽さからペーパードリップを多用し、最初はメリタとカリタを試し、後者を使い続け、社会人になった頃に月兎のホーロー製スリムポット(いまも昔もデザインは同じ。当時は2500円ぐらいだったはず)と円錐形のペーパードリッパー(名門ブランドのあれ)、豆はマンデリンのイタリアンロースト(フレンチより深い焙煎)とパターンが決まり、ちょっと足を運んだところにあるお店で豆を買ってきてというパターンが続いていました。
その後、Web通販で自家焙煎のコーヒー豆を安価に購入するようになってもその形は変わらず、ごく当たり前のようにコーヒーを淹れて飲むという生活が続いていました。
ここ数年でしょうか、インスタントコーヒーの味が良くなったのは。
ネスレ(昔はネッスルという英語読みだったけど、ネスレというフランス語読みに変わりましたね)の角形瓶シリーズ、具体的には香味焙煎シリーズが出た頃からインスタントでこの味か!と衝撃を受け、看板商品のゴールドブレンドも以前の酸味が抑えられた味に変わり、スターバックスなどに代表されるコーヒーの味に追従するような変化があったのも最近の話。
冬になると反射型ストーブで煖房、そのストーブの上にヤカンという生活になるので、お湯は常にある状態なので、ついつい手軽なインスタントコーヒー(最近のネスレはインスタントコーヒーという呼び方をしなくなってますが)を多用し、購入した自家焙煎の豆を淹れている保存容器の残量がなかなか減らなくなってというパターン。
時間が経過した豆は味が悪くなる一方だから、たまにドリップしてもこの味だったらインスタントでいいか、という悪循環。
たまたま送料無料セールで少量のコーヒー豆を買う機会があったので、それまでに残っていた古い豆はすべて処分し、新鮮な豆を使ってちゃんとドリップして淹れたらやっぱりおいしいわけです。
ドリッパーも昔に比べるとずいぶん値段が上がったなぁと思いつつ、学生時代に試したきりのメリタのドリッパー(台形1穴式)、カリタ(台形3穴式)、円錐形(コーノ、ハリオ)を試していたら、その送料無料で買ったときの豆はあっという間。
そんなこんながありまして、またレギュラーコーヒーに回帰しています。
私のざっくりした感想(ペーパードリップの比較)
- メリタ ペーパードリップの元祖。蒸らしたあとは一気にお湯をと注ぐ方法。小さな穴が1つだけというドリッパー内での湯と粉の触れる時間が一番長い方法なので、手軽ではあるものの、コーヒー豆の嫌な味が出やすい傾向。
- カリタ メリタの欠点である湯と粉の触れる時間を減らした3穴式のドリッパー。湯落ちが早いので落ちきらないように湯を注ぎ続けるのがおいしく淹れるコツ。湯を注ぐポットによっては加減が難しい。
- コーノ 円錐形のペーパーを使う元祖。ネルドリップに近い感覚。湯落ちはカリタよりもはやく、湯と粉の接する時間が短い。中央部にそっと注湯し続けるドリップ方法(粉のドームを維持する感じ)で美味しく淹れられる。カリタと以上に湯を注ぐポットを選ぶ傾向。
- ハリオ 円錐形+ドリッパー側の溝でコーノよりも湯落ちが早い。湯と粉の接する時間が短いのでコーノに慣れた人が使うには良いと思う。いきなりこれで淹れると蒸らしから抽出時のドーム形状づくりに苦労するかも。
美味しいコーヒー専門の喫茶店(自家焙煎の喫茶店)ではドリップに何を使っているのか、どのようにしているのか(湯温の管理など)をチェックするのも楽しいですよ。
メリタを使っているのか!と驚く店もあったりしますから。
実家のある水戸にリアル店舗のある珈琲問屋さんで豆と器具を買ってます。
以下、リンク。
FRESH ROASTER珈琲問屋 楽天市場店
うちの定番。マンデリンG1です。生豆時の500gなので、焙煎後は100g以上軽くなるので注文時には注意。
メリタのドリッパー。ペーパーは別売りです。プラスチック製なので抽出前に温める必要無し。
カリタのドリッパー。陶器製のものもあるけど、最初はこっちが手軽で便利。(長い期間使うのであれば陶器製をおすすめします)
コーノのドリッパー。高いんですが、他と違ってアクリル樹脂だから高いんです。自家焙煎のお店でよく使われてたりします。
ハリオのドリッパー。ここのページに淹れ方のコツが紹介されてます。4つの方式の中では一番新しいもの。
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