2014年4月19日

MIXTRAX - パイオニアのiTunes連携可能な音楽再生ソフト(MacOS,Windows)

PCやMacで音楽を再生するソフトはたくさんありますが、iTunesと連携するという仕様のものがやっぱり便利。
高音質に再生するもの、再生スタイルをアレンジするものに分かれるように思うのですが、今回紹介する「MIXTRAX」は後者のソフト。

意外と言っては失礼ですが、巨大なiTunesライブラリをちゃんと認識、連携することができたことに驚きました。
Windows対応のものは結構あるけど、MacOSにちゃんと対応しているってところがありがたい。

MIXTRAX Support Site
http://www.mixtraxnet.com/support/manual/ja/section1_1_ja.html

MIXTRAXとは
MIXTRAXでお気に入りの音楽をノンストップミックス!

プロ用DJ機器で培ったパイオニア独自の知識と経験に基づいて、雰囲気が似た楽曲をスムーズにつなぐので、気分の高まりが途切れることなくミックスプレイを続けることができます。

  • コンピューター内にある、音楽ライブラリーを取り込んで再生します。
  • テンポや曲調が近い楽曲を選んで、ビートやエフェクトをコントロールしながら、自動でつなぎます。
  • 楽曲の雰囲気ごとの「オススメ」プレイリストと、ストリートダンスに適した「Dance」プレイリストを自動で作成します。
  • 楽曲と楽曲をつなぐときのミックススタイルは、ユーザーが好みのものを選べます。

MIXTRAXは独自の技術で楽曲の解析を行い、拍位置情報や曲調、サビ情報などの解析情報を基にノンストップミックスプレイや自動プレイリスト作成を行います

音響機器メーカのパイオニア、先日もクラブ系のヘッドフォン、イヤフォンを発表してますが、DJ機器も長く手掛けてきているし、STEEZというポータブルオーディオプレイヤーも販売していて、店頭デモ機を見たことがあるって人も多いんじゃないかと思います。

パイオニア STEEZ - HOW TO USE
http://pioneer.jp/steez/howtouse/

iTunesという大きな倉庫に入れた楽曲を「意外性」を持たせて再生するには、iPodで言えばShuffle機能がそうなんでしょう、iTunesにもその機能があります。
MIXTRAX は、Shuffle再生 + 楽曲のBPM(Bit Per Minute、音楽のテンポ)を解析して曲をつないで再生してくれるというもの。曲のおいしいところだけを使って曲間をエフェクトを入れ、曲を繋いでいくという再生ができるもの。

Windows専用ってわけではなく、MacOSにも対応してるのがうれしい点。
Mac miniに入れて巨大なiTunesライブラリと連携させて使ってみました。


初回のiTunesライブラリを読み込む時間はかなり掛かりました。
これは私のiTunesライブラリが180,412曲(アルバム数=16,313、アーティスト=6105)と巨大なことを考えればフリーズして落ちてもおかしくないというもの。(こういうの何度か経験してますから)
ところが放置していたらちゃんと最後まで読み取ってくれて上のような感じで起動、再生できちゃいました。(3時間ぐらい掛かりました)
iTunes で使っているプレイリストもちゃんと拾ってくれるんで、上の例だと "Britpop" というプレイリストを表示、解析して再生しているところ。

解析はBPMだけのようですが、この数字はiTunes側には反映しないようです。(つまりiTunes側へは反映しない、書き換えない)余計なことされてライブラリが壊れたら困りますんで、MIXTRAXだけで閉じているというのは良いんじゃないでしょうか。

詳しくはここの説明書を読めばわかると思います。
http://www.mixtraxnet.com/support/manual/ja/top_ja.html

タイトル名(曲名)などの幅は調整可能。
ジャンル、アーティスト、アルバムのカラム表示にもできます。


一曲あたりの再生時間の変更。短めから長めまで4段階。


Mix Effect(曲間のつなぎの効果)はたくさん用意されてます。
CDJという分野で機器を提供してきたパイオニアらしいところ(会社名と開拓者という両方の意味で)。



iTunesライブラリが巨大だとどうしてもMIXTRAXの動作も遅くなりますが、これは仕方がないでしょう。
たとえば、Beatlesの楽曲を切れ目無く次々に再生するなんてこともできます。これはこれで、Internetラジオっぽい感じがして楽しいもの。


ソフトにお任せでも大丈夫だけど、細かい設定もできて、これってなかなかすごいんじゃないのと思った次第。

なかなか再生する機会の無い曲を意外性を持ちつつ楽しんで聴くことができるんでぜひお試しを。

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