Paul Weller(ポール・ウェラー)がお怒りの様です。
(元The Jam の、元スタカン(Style Council) のという形容詞よりソロでのキャリアが長いんですよねぇ)RO69(アールオーロック) (2014/04/24)
転売に激怒したポール・ウェラー、レコード・ストア・デイには二度と関わらないと宣言
http://ro69.jp/news/detail/100854
レコード・ストア・デイ前日にはぼくのシングルがすでにイーベイに出品されていたというし、地元のレコード店でみんなで行列して開店を待ったというのに開店してみるとすでに売り切れだったなんていう話も聞いたよ!
みんなにとって素晴らしいコンセプトでもたった数人のせいで台無しになっちゃうものなんだよ。転売屋は本当に恥を知れよ。転売屋からものを買って加担しちゃだめだよ。連中がレコード・ストア・デイを利用してレコード店の営業そのものまで損なえないようにしよう。
「レコード・ストア・デイ」とはなんぞや、という話は日本語サイトのこちらを読んで下さい。
RECORD STORE DAY JAPAN
http://www.recordstoreday.jp
【RECORD STORE DAY】
RECORD STORE DAYとは、Chris Brownが発案し、Eric Levin、Michael Kurtz、Carrie Colliton、Amy Dorfman、Don Van CleaveとBrian Poehnerによって創始され、全米700店舗超、海外に数百を数える独立資本のレコードショップとアーティストが一体となり、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する、年に一度の祭典です。
2008年4月19日にはMetallicaがサンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでオフィシャルにキックオフ、以降は毎年4月の第3土曜日にRECORD STORE DAYが開催される運びとなり、現在、全世界21カ国が参加を表明し、数多くのアーティストが貴重な作品をレコードでリリースし、話題となっています。
限定のアナログレコードやグッズなどのリリースの他、世界各地でイベントが開催され、毎年アメリカではアンバサダーとして、メタリカ、オジー・オズボーン、イギー・ポップなどが就任し、2014年は Public Enemy のチャック・D が就任、RECORD STORE DAY の認知や活動に貢献しています。日本では 2014年、ASIAN KUNG-FU GENERATION の 後藤正文氏がアンバサダーに就任致しました。
日本でもレコード販売(CD含む)が落ち込んでますけど、海外はもっと深刻。
(日本では1998年頃の売上CDバブルのときっよりかなり落ちてますが、それでも他国に比べ絵れば随分マシかなって思います)
ニューヨークのマンハッタンで大きなレコード店が消えたなんてニュースもありましたものね。日本だとリアル店舗もまだまだがんばってますし、それこそタワーレコード渋谷店みたいな巨大な店舗も元気な様子。(ずいぶん長いこと行ってないけど)
東北の地方都市でもレコード店は減っていく一方ですが、意外としぶとく残っているお店もあるわけで、そういう(独立資本の)お店とミュージシャンが協力してというイベント。
具体例だと、Van Dyke Parks が "Super Chief: Music For The Silver Screen"というアルバムを2013年に出してますが、これはもともとレコード・ストア・デイで発売したものをコンピレーションアルバムとしてCDという形態でリリースしたもの。
シングル盤(ヴァイナルレコード、アナログ盤)で出すってのが多いみたいですが、これもレコードを手にするという体験を重視した結果かと。
(ライトユーザは音楽配信、ヘビーユーザはアナログ盤と棲み分けられている感じですものね、ウォルマートなどの巨大スーパーの店頭に並ぶCDはライトユーザ向けということになるかと)
で、話は本題に戻るわけですが、ポール・ウェラーの言っていることはよくわかります。
「限定商法」なので起こるべくして起こっている事象なんだと思います。
需要と供給の関係で言えば、需要が大きい(なんとしてでも手に入れたい)けど、供給量は本当の限定だったりしますから。
日本でも『転売屋』(てんばいやー)がいて、コンサートチケットの入手はチケットなんとかじゃなく、ヤフオクでというパターンが多いのに驚いちゃいますもん。
元の値段より高値で売買されていてもミュージシャンには得になるようなことはないわけで(人気度のバロメータにはなるのかもしれないけれど)、せっかく入場料を低くして多くの人に来てもらいたいのに、チケットは高値でやりとりされて迷惑なんだろうなと思います。
他にも五反田のTOCで開催されるようなメーカのファミリーセールとかの入場券やら、以前も書いているけど、元手が要らない「商材」であるフリーペーパーを大量に出品してる例がありますね。
高けりゃ買わなければいいんだけど、正規の方じゃ並んでも買えないとなれば、それでも欲しいっていうファン心理が出てくるのは、残念な状態だし、冒頭のポール・ウェラーの発言ももっともだわなと。
古本のセドリ行為はブックオフでよく目にするけど(バーコードリーダーで片っ端から漁る方々。CDだと国内盤、輸入盤でバーコードが違うし、再発になるとまたISBNコードが変わるからなのか、旨みがないからなのか知りませんが、やっているのを見たことはないです。CDの場合同じアルバムでも再発、リマスター、ボーナストラックにデラックスエディションと豊富ですからねぇ)
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