2013年5月19日

朝のNHK連ドラ「あまちゃん」好調

NHK総合の朝ドラ「あまちゃん」ですが、NHK-BSプレミアムだと土曜にまとめて放送してるんでそれをまとめて録画視聴中。「じぇじぇ」「じぇじぇじぇ」もすっかり耳に馴染んでます。

http://www1.nhk.or.jp/amachan/




スタート時点でも好感を抱いていましたが、話が進むにつれ面白さ+マニアックさが進展。
宮藤官九郎の脚本はさすがで「くそゆるすまじモータリゼーション」「第三セクターなめんなよ」とか、「死んだ目をしたおばちゃんの作った」ミサンガとか、もうほんと素晴らしい。

小泉今日子が演じる主人公の母親の過去を描いた先週はアイドルを目指していたという隠されていた過去を徹底的に描写。

小泉今日子演じる春子が、実際に接してきたアイドルの歴史、1980年の夏(山口百恵(同年秋に引退)と松田聖子(同年春にデビュー))を熱く語るとか二重の意味で楽しめます。(ちなみに山口百恵も松田聖子もCBSソニー所属。小泉今日子はビクター所属)

テレビで流れる曲をラジカセ内蔵のマイクでカセットに録音するとか、同時代を過ごしてきた世代には懐かしいというか恥ずかしい過去というか。
カセットテープの銘柄もDA-46(TDKのノーマルポジションADの46分のもじり)、ケースのインデックス側がクリアでケースの反対側が黒とか細かいところもうまいこと時代を反映していて流石。


時々当時の音楽が挿入されているんですが、当時の歌番組からの本人映像だったりするのも贅沢と言えば贅沢。(NHKだからできるんだろうなぁ。最近の民放ひな壇番組だと著作権どころか、本人写真だと肖像権が発生するから似顔絵ですもんねぇ)



同じ東北を舞台にしたドラマでは、NHK総合の大河ドラマ「八重の桜」も放送中ですけど、こっちは話があっちこっちに飛んでドラマとしてつまんないです。

孝明天皇の頃の京都を細かく描くもんだから、「会津に住んでいる主人公が出てこない」という状態になっていたり、その後も鳥羽の戦とかを細かく描くから「主人公が主役になってない」ドラマになってます。
(「このドラマの主人公は会津藩」とするんであれば通じるんですけどねぇ。孝明天皇に信頼されていた会津藩主がなんで『朝敵』となり、なんで会津藩は薩長にあーもこっぴどく叩かれまくったのかという伏線になっているのはよくわかるんですけどね)

幕末から明治を舞台にしたドラマだから幕末の主要人物を出さなきゃと思っているんでしょうが、新島襄と知り合う頃には京都が舞台なんだから(会津から出て行くんだから)、幕末の自分物をわざわざ描かなくても、幕末の会津視点を貫けばいいのになと。
徹底して会津藩の視点、下級武士の視点で会津を舞台すると、「薩長視点」じゃない新鮮なドラマになると思うのですが、この視点は『危険』なのかな。

明治維新の「維新」は "Revolution" じゃなくて "Restoration" なんですね。王政復古の "Restoration"。日本維新の会復古を目指す政党ってこと。(英文のWikipediaページでは "Right-wing to far-right" (右翼〜極右)とありますね)
なので衆議院選挙前に石原慎太郎とくっついたことや、最近の橋下共同代表の言動は、その「党名」にあるとおりで「別に変じゃない」し「当然」ってことかと。



0 件のコメント:

コメントを投稿