スタックス製品の歴史によれば、1982年発売のもの。「スタックス工業株式会社」時代の製品です。
ボンネット手前には Professional のロゴ。
これは Normalバイアス出力(6ピン)に加え、ハイバイアス(5ピン)のPro端子付という意味。
SRM-1というモデルは1979年に発売されたノーマルバイアスのみのものがオリジナル。
1981年に SRM-1Pro、1982年に SRM-1/MK2 と SRM-1/MK2Pro が発売となっています。
その後も続き、1989年に SRM-1PP へと続きます。
プロバイアスってなんなの?ってことは昔の雑誌広告から引用すると、
「ダイムラーベンツ社の要望により開発された SR-Λ Professional のためのハイ・バイアス回路」
とのこと。
6ピンと5ピンという端子形状の違いがわかりやすいんですが、バイアス電圧は、ノーマルバイアスが230V、プロバイアスが580Vとなっています。
フロントパネルはシルバーのヘアライン仕上。
ボリュームは2軸2連(RK27)が使われています。(昔のカセットデッキの入力レベル調整と同じで、左右バランス調整も可能)
出力端子は、左がPRO(5ピン。現行のもの)、右が6ピンのノーマルバイアスとなってます。
バックパネルはこんな感じ。
電源ケーブルは3ピンの脱着式。その上には電圧を変更するための仕掛け。
ネジ留めされているカバーを外すとブロック状のジャンパピンを外すことができ、100V、117V、220V、240Vに切り替えて使うことができます。(220Vと240V使用時はカバーを右側に取り付けます)
写真では切れてますが入力端子は左にもう1列あります。(入力とスルー端子)
ありがたいことに現時点でも有限会社スタックスにて修理可能となっています。
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