2012年10月17日

消化映画 - 「ダウト あるカトリック学校で」(2008年)

ずいぶん前にBS日テレで放送されたものを録画視聴。日本語吹き替えで。

ダウト-あるカトリック学校で-
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD14122/index.html

原題は "Doubt" (疑い、疑念、疑惑)。
1964年のニューヨーク、ブロンクスにあるカトリック学校が舞台の映画。
公民権運動やケネディ暗殺という時代背景が活きています。(劇中冒頭の説教のシーンでケネディ暗殺について触れています。ケネディは初めてのカトリック教の大統領でしたね)

カトリック教会付属の学校が舞台の映画で場所や登場人物も限られた「せまい世界」を描いた映画なんですが、メリル・ストリープの校長役をはじめ見所が多い映画でした。
セリフありき、セリフの応酬という映画なので吹き替えで観て正解だったかと。

メリル・ストリープが演ずる校長が強烈です。この人やっぱりうまいわと。

「疑い」の事実はあったのか?という結果はわからず仕舞いで「藪の中」なんですが、結果的に「疑い」で追い詰め、「疑い」のためなら嘘もつくという「業の深さ」(業って仏教用語ですが)ってものを痛感させられます。

個人的に不幸に見まわれ〜で始まるこの説教がこの映画そのものなんだなと見直していたら気付きました。


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