2012年4月22日

大友克洋関連作ということで 「FREEDOM」 (2006年-2008年)

先日の雑誌ブルータスでの「大友克洋、再起動。」で大友克洋熱が再発してます。



FREEDOM-PROJECT - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/FREEDOM-PROJECT

FREEDOM-PROJECT(フリーダム・プロジェクト)とは、日清食品のカップヌードルの広告として企画され、2006年から2008年にかけて行われたプロモーション・プロジェクト。

当時、宇多田ヒカルの "This Is Love" と AKIRAを思わせるようなアニメーションを覚えている人は多かと思います。

大友克洋さんがどこまで関与したのか、という点については前述のWikipediaでも書いてありますが、アニメ版でも「キャラクター&メカニックデザイン:大友克洋」としっかりクレジットは入っているので関連作という扱いでいいんじゃないのかなと思います。

アニメ版は当時のYahoo!動画(現在はGyaO!)で途切れ途切れにしか視聴していなくて、その間のCMでの展開も途中で終わっているし、結局どうなったんだっけ?という状態でした。

そんなわけで、レンタルアップ品が安かったのでまとめて買って見てみました。

一枚あたり1時間未満なので7枚組というのもなんだかなという感じですけど。



最初からきちんと見てみたら、
  • なるほど、そういう展開でそうなったのかと納得したり
  • あのCMで見たはずの場面が出てこないなとか
  • 宇多田ヒカルはこの頃が一番好きだなとか
  • 最終話の "FREEDOM SEVEN" を見ないとやっぱり駄目じゃんと思ったり
ということで楽しめました。

メカの「メカメカしさ」とか、「乗り物」に対する感じで、十分な「大友克洋風味」のアニメだと思います。

このFREEDOMがスタートしたときに大友克洋が本格活動開始か?と思ったんですよね。でもそうじゃなかった。寡作なだけにやっぱりこのFREEDOM PROJECTは存在理由があると思います。

DVDという規格を上回る解像度のテレビが(私のiMacでもそうですが)各世帯に普及した現在、DVDで映画を見るという行為は「なんだかもったいない」という感じがしてしまいますね。
伊集院光氏がラジオで言ってましたが、ハイビジョン画質で作品を制作しても販売はDVDというジレンマ。オーディオで言えば96kHz/24bitで制作しても44.1kHz/16bitのCDというパッケージメディアに「落とさなきゃならない」というジレンマ。

映像の場合は明確な差(オーディオだと違いがわかりにくいが映像だと差を認識しやすい)になるわけで、制作側も大変だよなぁと思う次第。




2 件のコメント:

  1. ご存知かもしれませんが、芸術新潮の4月号も大友克洋の特集のようです。
    http://www.shinchosha.co.jp/geishin/2012_04/01.html

    たまたま寄った、村田の道の駅に併設の施設の一部が図書館で、そこで見つけました。

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    1. 近隣の図書館では置いてないんで入手予定です。ブルータスは置いてあるのに芸術新潮は置かないってのも寂しいですね。

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