2011年9月8日

消化映画 - 「遠くの空に消えた」(2007年)

NHK-BSプレミアムで放送されたものを録画視聴。
洋画だと思ったら邦画でした。2007年公開とのこと。

遠くの空に消えた

空港でのおかしなシーンから始まり、回想、本編へという導入。
映画としては「転校生もの」「少年の夏もの」「ファンタジー」な感じなんですけど、時代設定がいまいち分かりません。大竹しのぶがやってるBARの無国籍な雰囲気に代表されるように、映画全体が舞台を見ているような感じ。
子供の演技と大人の演技に妙なギャップがあって、それがこの映画の面白さなのかもしれないけど嫌いな人は駄目だろうなと思わせるもの。音楽(梅津和時がバンマス役で出演!)や景色が良いのになんでこの演技って感じも。
(あと下ネタが多いです。立ちション、検便、肥だめに落ちる・・・)

「空港建設」を推進する主人公の父(三浦友和)はマトモなのかと思ったら、空港建設反対派の所へ行って札束をばらまいたりと、なんじゃこりゃ。
大人と子供、どうにもちぐはぐで子供の視点で大人を見たらこうだったみたいな感じなのかな。

監督は行定勲(ゆきさだいさお)という方で、Wikipediaで調べたら岩井俊二監督の「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」で助監督をやってた方なんですね。
子供たちの夏という点だけでなく、子供の視点で大人を見ている感じ、なんとも独特な雰囲気がわかったような気になってるだけなのかも。



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