今回は、その核心にある「内外格差」に突っ込みます。
Apple ビンテージ製品とオブソリート製品
http://support.apple.com/kb/HT1752?viewlocale=ja_JP
ビンテージ製品とは、製造中止から 5 年以上 7 年未満の製品です。Apple では、以下の例外を除き、ビンテージ製品に対するハードウェアサービスを終了しています。
オブソリート製品とは、製造中止から 7 年以上が経過した製品です。Apple では、例外なく、オブソリート製品に対するハードウェアサービスを終了しています。サービスプロバイダにおいてもオブソリート製品に関するパーツはご注文いただけません。
すべての Apple Store (直営店)、カナダ、ヨーロッパ、中南米、およびアジア太平洋地域は米国製品リストに準拠しますが、ビンテージおよびオブソリート製品での区別はまったくありません。Apple Store (直営店) およびこれらの各地域で適用する際は、米国でのビンテージリスト上の製品 (全モデル) についてもオブソリートとみなされます。
つまり、アメリカ(United States, 以下US)ではまだ修理対応するけど、US以外は修理しないモデルがあるよってこと。
USでの対応
- ビンテージ製品=修理対応可能
- オブソリート製品=修理受付終了
- ビンテージ製品=修理受付終了
- オブソリート製品=修理受付終了
実際にどうなっているかを見てみます。
iPodの修理料金
Apple - 修理サービス Q&A センターiPod
http://support.apple.com/kb/index?page=servicefaq&locale=ja_JP&geo=Japan&product=ipod
上記ページから「修理料金」を表示。
iPod shuffle は「第3世代」以降、iPod nano は「第4世代以降」、iPod classic は、「第2世代」以降となっています。
上のページで Japan のところを United States に変更して、Repair Pricing を見てみるとこうなります。
iPod shuffle は「第2世代」以降、iPod nano は「第2世代以降」、iPod classic は、「第1世代」以降となっています。
参考
iPod のモデルを区別する方法
http://support.apple.com/kb/HT1353?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
加えて、iPod with video (俗称はGeneration 5とか第5世代と呼ばれるもの)もカリフォルニアだったら電池交換できるよってとこ。
Repair and battery replacement services for these products are only available to customers in California.そんな救済までやってるのか!と。
iPod with videoの電池交換をしたければ、カリフォルニアまで行けってことか!
(同型との交換なのか、iPod Classic への交換になるのかは不明ですけど)
最初からUS向けな製品であればわかりますが、iPodってそういう製品じゃないですよね。iPhoneのように携帯電話会社(通信キャリア)という縛りも無いわけですから。
世界各国で販売している製品なのに、修理対応(内蔵電池の交換)はUS本国と他国での格差があって、USの中でも(Apple本社のある)カリフォルニア州とそれ以外の州では差があるということ。
Internetでお買い物どころか、Internetで商売してる会社の割に国で差別、州で差別するというのも変だよなと思います。
TPPで障壁どうのと言う割に、この内外格差はなんなんでしょ?
そもそも製造は中国なんだし、自国の製品利用者を優遇(さらにカリフォルニア州を優遇)するというのはおかしくないですかね?
貴重なバッテリー(交換用の製品)を温存しておくためにはこういう手段を取りますよってことなんでしょうか?
関連
Apple製品のサポート期間(ビンテージ製品とオブソリート製品)
http://tiiduka.blogspot.com/2014/03/apple.html
Apple Store で iPod classic のバッテリー交換(という名の現行モデルとの交換)
http://tiiduka.blogspot.com/2013/08/apple-store-ipod-classic.html
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