1bit DACのMASH搭載機です。
VideoCD再生機なので映像再生用の回路も入っているので分厚いです。
世界初のポータブルビデオCDプレイヤーとのこと。
1995年3月に発売されたモデルです。
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-VP50.html
VideoCD再生機としては、1997年10月に後継機のSL-VP30が発売されています。
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-VP30.html
VCDはDVD以前からDVD普及期まで主に日本をのぞく東アジア圏で多用されてきました。
(日本ではVHSで録画・再生が主でしたが)
MPEG-1というフォーマットです。(VCDではAudio Layer2を使用しますが、MP3はこの規格のAudio Layer3を用いています)
VCD再生機も単体モデル、ポータブル機は安価な中国製品が主流となり、国内メーカがVCD再生機を国内発売している例は少ないですね。
(DVDプレイヤーでVCDを再生できるものもありましたが、最近のモデルでは省略されているようです)
(停止/電源切スイッチの下に受光部あり)
映像機器扱いだからなんでしょうが、すべて日本語表記です。
上面のこの角度からだと普通のポータブルCDプレイヤーと同じように見えますが、厚みがすごいです。
ボリュームが角にあるのは便利です。
この方向から見ると分厚いというのがわかってもらえるかと思います。
背面の端子は左から、Video Out、Audio Out、DC IN 9V(センター+)です。
電池は二層に収納するようになってまして、単3電池を6本使います。
(それだけで結構な重さになります)
映像(VideoCD)を再生するということから、電源を強過しただけのモデルといえばそうなんですが、世界初のポータブルVCDプレイヤーということで、オーバースペックな部分も結構あったのではないかなと思います。
一年半後に発売された後継機のSL-VP30は、電源がDC4.5Vまたは単3電池2本という構成になっています。
音量調整のみで音質調整する機能が無いモデルですが、インピーダンスの高いヘッドフォンでも十分な音量で鳴らせてくれます。
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