2016年1月10日

新国立、イメージ図2案に見る「右傾化」?

新国立競技場のやり直し、結局A案に決まったそうですが、A案、B案に共通していたのが「日本らしさ」という点に違和感を感じています。

新国立、イメージ図2案を公表 いずれも1500億円弱:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASHDG4198HDGUTQP007.html


A案は「伝統的な「和」を表現」、B案は「力強い日本を象徴」だそうです。

ふと思ったのは、これって戦前の「帝冠様式」みたいだな、ということ。
帝冠様式(ていかんようしき)、帝冠式(ていかんしき)は、1930年代(昭和10年前後)の日本において、伊東忠太[1][2]、佐野利器[2]、武田五一[1]らによって推進された和洋折衷の建築様式である。彼らが審査員を務めた競技設計では様式規定に日本趣味が盛り込まれ、鉄筋コンクリート造の洋式建築に和風の屋根をかけたデザインが選ばれた。
昭和10年近辺と言えば、時代はすでに日本が中国に侵略している時期。国威発揚が盛んに行われた時期でもあります。

さて、2015年、右傾化した政権のもとで選ばれたのがA案とB案、そしてA案に決定したという流れを見ると、帝冠様式のあの時代を思い出してしまうというのは思い過ごしなんでしょうか。

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