2014年10月24日

新しいのが良いとは限らない - Windows

マイクロソフトのWindows OS、次は 9 を飛ばして Windows 10 になるようですね。
Windows 8 を使いやすくした方向なのかと思いきや、Windows 7っぽいUIになっていたりして、この会社、ほんと方向性がよくわかりません。

ちょっと前まで、Windows XP のサポート終了後は Windows 8.1 がお薦め!とPRしていたはずなんですけども。

マイクロソフト
今、企業ユーザーが ビジネスでWindows 8.1を選択すべき理由 - MSBC
http://www.microsoft.com/japan/msbc/Express/sbc/windows8-1/default.aspx
※マイクロソフト公式


マイクロソフトの意をくんだと思われる記事。
ITmedia エンタープライズの連載
さよならWindows XP、そしてWindows 8.1へ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/subtop/features/omp/win81131.html

この中から、
さよならWindows XP、そしてWindows 8.1へ:「XPの移行先はWindows 7がベスト」は本当か?
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1401/30/news017.html
 多くの企業がWindows XPからWindows 7へのアップデートを計画しているが、Windows 8.1でもデスクトップを中心にして利用するならWindows 8.1に移行しても大きな違和感はないだろう。アプリケーションに関しても、Windows 7で動作するなら、Windows 8.1でも動作する。企業で利用するタブレットはWindows 8.1、デスクトップはWindows 7と分断するよりも、全てのOSをWindows 8.1にまとめた方が、シンプルで管理もしやすい。
ええっ、それは・・・と思えてしまうのですけどもね。

日経BPネット
【XPからの移行の本命は「8.1」】増え始めたWin 8/8.1導入企業
http://www.nikkeibp.co.jp/article/tk/20131219/377701/?ST=xp2014&P=1

この表に記載のあった会社ではその後も順調にWindows 8.1 を使っているんでしょうが、タブレットの更新であればまだわかるんだけど、Windows XP のPCをすべて Windows 8 にしたフジテレビはその後も大変だったんじゃなかろうかと。(チャンネル番号の8という数字に拘ってというわけじゃないんでしょうけども)


そして Windows 10。



Windows 10 の発表後はこんな感じ。
開放感溢れる記事見出しが多数。

インプレス クラウド Watch
【特別企画】「PCでの使い勝手は大幅に改善」、Windows 10ファーストインプレッション
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/special/20141007_670072.html

もうタイトルだけで「PCでの使い勝手は大幅に改善」ですから、Windows 8/8.1 に対して「使い勝手は大幅に改悪」と 言ってるようなものです。
こちらは 「福音」(ふくいん)ですよ。どんだけ苦労させられてきたのか。

ITmedia エンタープライズ
Enterprise IT Kaleidoscope:企業ユーザーの福音となるか? Windows 10のUI徹底検証
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1410/08/news017.html
Windows 8/8.1でタブレットなどのタッチインタフェースに振ったが、Windows 10ではキーボード/マウスを利用するデスクトップでの使い勝手が向上している。
キーボードとマウスで使うには使いにくいOSだったということですね。

Business Media 誠
Windows 10の法人戦略とその背景:なぜ「Windows 10」なのか Microsoftが“先出し公開”した理由
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1410/08/news025.html

 OSのシェアからもその傾向は読み取れる。2014年9月時点のデスクトップOSのバージョン別世界シェアを見ると、Windows 7が5割以上、すでにサポートが終了したはずのWindows XPも24%近いシェアがある。一方で、Windows 8/8.1は両バージョンを合わせても12%強しかない。多いか少ないかは意見が分かれるものの、ともあれ発売から3年が経過した現行バージョンがいまだ1割ほどしかないのは、企業から受け入れられたとは言いがたい。結果として「Windows 8/8.1が商業的に失敗している」ことの証左だと筆者は考えている。
次が出るからなんでしょうが、はっきり書かれています。Windows 8/8.1 は失敗だったと。

今回は Windows XP という長期間に使われたOSのサポート終了、それに伴う OSの移行騒ぎがあったので、Windows 7 にしたか、Windows 8/8.1 にしたか(またはWindows以外のOSにしたか)という状況だったわけですが、Windows 7 も2020年、あと6年未満でサポート終了ですから、OSの寿命(=PCの寿命)は短いよなぁと思います。

Windows Vistaのダウングレードで Windows XP が動いていた Intel Core 2 DuoのノートPCが Windows XP だからってだけで廃棄されちゃうんですもん。実際はそれ以下ですね。(だからいまだに Windows XP で動かしてるんでしょうけど)

2014年10月23日

新型の方が良いとは限らない - Mac mini

2012年のモデルチェンジからずーっと更新されていなかった Mac mini がようやくモデルチェンジ。
私の場合、Mac mini (Late 2012) の整備品を購入して使っているもんで、さすがに新型はどうなのよと気になるところ。

https://www.apple.com/jp/mac-mini/


見た目は同じで、ほとんど利用されることの無いIRレシーバがそのまんま付いていたりしますが、メモリの増設はできない(基板に直接ハンダ付け)という謎仕様。
加えて CPU も Core i7 の4コア(クアッドコア)だったものが、2コア(デュアルコア)へとスペックダウン。

メモリは8GBだと快適じゃないと思うので、最初から16GBにしておく方が良いと思うんですが、CPU のスペックはどうなんでしょ。

実際の話、4コア8スレッドだった Mac mini (Late 2012) でもファンが威勢良く回転するようなことはほとんどなく、CPU で不満を感じることはなかったんで、オーバースペックかなと思う部分はあったのですが、さすがに新型の2コアという割り切りにはびっくり。



ちょっと負荷の掛かる作業をやったときの Activity Monitor の「CPUの履歴」はこんな感じ。8つのスレッドがあるってことがわかるかと。


うまいことマルチコアのCPUを使うOS(私は10.8.5のままです)で、利用するソフトウェアもそういうものだと違ってくるのかもしれませんが、すかすかです。

Mac の場合、OSは無料で良いから常に最新版のOSを使うことができるよねぇという声もあるんでしょうが、 MacOS X Snow Leopard → OS X Lion でのつまずき、OS X Mountain Lion → OS X Mavericks でのつまずきを考えると常時最新版というわけにもいかないんですよね、ほんと。

また仕様に戻りますが、Mac mini はユーザがいぢれる範囲がミニマムで良いとした Apple の考えにはがっかりしています。
iMacの廉価バージョンが出たときには、裾野を拡げるという感触がありましたけど、Mac mini の場合は、iMacと異なり、付属品は電源ケーブルだけ。(Late 2012ではHDMI - DVIアダプタが付属してたけど省略されました)
もちろん液晶モニタは別に用意しなければならないし、Apple製品の魅力でもある、Appleのデザインしたキーボードもマウスやトラックパッドも付属しません。つまり iMacとは客層が異なります。

これまでの Mac mini (Late 2012) のメモリ増設が簡単で(ここまではApple公認)、HDDやSSDの増設が容易すぎたことへの反省なのかもしれませんが、同じ形状でもあえてパーツを変更してくるあたり、Appleも儲け優先なんだな と当たり前のことに気付いたりします。

2014年10月13日

まだ買ってないクルマのことを考えてる

クルマの買い替えに至る経緯は別のブログに書いた通りなんですが、 軽自動車→軽自動車を前提とした場合。軽自動車(黄色いナンバー)→登録車(白いナンバー)の場合だと話は違ってきます。

とはいえ、年間1万キロ走行するわけでもなく、複数人での走行は帰省したときぐらいという状態では、軽自動車→軽自動車という買い替えでもいいかなと思ってます。
(年に何回あるかわからんのに7人乗りという条件を付けるのも変だと思っているような人なんで)

なわけでして、本命のクルマはほぼ決まっていまして、まだ契約すらしてないのにそのクルマのオーディオ環境などをどうしようか、などと夢想(空想?)しています。

すでにフロント用のスピーカはリサイクル店で安かったものを購入済みだし、リア用のスピーカもついでに発注しちゃってます。(苦笑)
ヘッドユニットは現在のものを 移設する予定だし、ほとんど構成が決まった状態だったりするんで、「実際の取り付けに関する」という細かい部分に集中しているのがなんとも間抜けなところ。

  • 電源はやっぱりバッテリーから直接引いて、今度はアースもバッテリーから直接接続にしよう
  • クルマのACCと連動するためのREMOTE電源からのノイズ混入もあるからノイズフィルタを検討しよう(現在は電源のみに入れているんだけど、AMラジオ受信時にオルタネータ系のノイズ混入が気になる)
  • iPodとの接続ケーブルはどこに引き出すか(しょちゅう脱着するものだから便利な場所に)
  • 現在も使っているポータブルCDプレイヤー(SONYのD-265)を今度はどこに乗せようか、配線はどこを通そうか (買ったCDを聴きながら帰りたいですもん、やっぱり)
  • ポータブルナビはどこに設置しようか。設置は吸盤だと弱いからやっぱりビス留めにするか
  • ポータブルCDプレイヤーやポータブルナビの電源(シガーソケット)はどうやって配線しようか

なんてことをクルマを買う前から考えているわけです。
もう買う前から面倒だなぁなどと思えてきたりして、これをディーラーに依頼したらなんてことまで考えて、もう馬鹿ですね。

とはいえ、こう考えることも無駄ではないようで、クルマのETCは移設+セットアップ料金を考えると新規に購入、取り付けしてもらった方が安い場合もあるなんてこともわかってきます。
クルマのETC、ETCの本体価格が安かったりしますんで、イエローハットとかオートバックスで特売品を買って取り付け依頼した方が安い(しかもETC本体の保証期間が付く)なんてこともあるようです。

2014年10月11日

Blogの更新頻度が落ちたのは Safari と ATOK の不具合のせい!

新しいSafari(私の場合、OS X Mountain Lionなんで Safari 6.2 ですが)と日本語入力ソフトの相性が悪いので困っています。



ジャストシステム FAQ新着[ATOK 2013 for Mac]
[054795]Safari 7.1/6.2上で文字を入力しようとすると、正しく入力できない場合がある
http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=054795


■対処方法
現在調査中です。対処方法については、情報が整い次第、本ページでお知らせします。
それまでは、次のいずれかで回避をお願いします。

  • Safari以外のブラウザを使用する
  • テキストエディットなど、別のアプリケーションに入力してからSafariに貼り付ける
  • Safariではことえりを使用する

Safariではことえり(MacOS付属の日本語入力ソフト)を使用するなんて対処方法を示すのは屈辱的なんじゃなかろうか。

ATOK 2014 でも同様なのでバージョンアップをしなかったからでもありません。

でもこれ、ATOK側の問題じゃなくって、MacOS X 用の Safari の仕様変更に伴うもの、つまり Apple側の問題なんで、ジャストシステムの示す回避策「Safari以外のブラウザを使用する」というのが一番だったりします。

Firefox や Chrome を使えば問題ないんですもん。
(MacOS X なので Internet Explorer という選択肢は無し)

Safari上で、2バイトコードの文字をBackspaceキーで消す際に変な消え方(複数回押してようやく消えるとか)があったり、文の途中に文字を入力しようとすると Insertキーを押したワープロ状態のように後ろの文字が消えたりと、日本語入力に支障をきたしているというのが現状。かな→漢字変換時に確定できなかったりとか、とにかくストレスが溜まるんですよ、ほんと。

ジャストシステムには、iOS版のATOKの開発に注力してほしいところだけど、ATOK側でなんとかできるならほんとなんとかしてと思います。
Apple側が過ちを認めて2バイトコードの処理を以前の状態に戻すのが一番なんですけどもね。

で、本題。
Blogの更新頻度が下がってますが、これだけが原因ってわけじゃありません。(むしろこじつけ)
クルマの買い替えを検討しており、試乗だったり見積もりだったり、現在の使用機器の移設をあれこれ考えていたら、このBlogで扱う内容じゃないよなってことで、mixi の日記で延々と書いているからでした。備忘録としての記録、内輪ネタとしては mixiの日記 がしっくりくるのでありました。

野菜が高い

野菜が高い状態が続いています。
大根や葉物野菜が高止まりで自炊するより外食でとなりがち。

土日の午前中にスーパーに行って特売を狙うわけですが、今日は大根が108円と久々の安値でどう料理に使うか決めずに購入決定。
ついでに安かった白菜1/4カットもあわせて購入決定
この組合せだと鍋料理にするか、となるところですが、今シーズンはまだシチューを作ってなかったな、ということで路線変更。

玉ねぎは家に在庫あるから、ジャガイモと(ちょっと安くなった)ニンジン、豚肉を買いシチューにするぞと。

玉ねぎをよく炒め、大きめに切ったニンジンとジャガイモを投入、別の鍋で表面をしっかり焼いておいた豚肉と合わせて煮込み中。

このままシチューのルーを追加してもいいんですが、カレーにも変更できるよう、大きめの鍋で基本具材を煮込んだ状態にして おき、毎食分シチューにするかカレーにするか選べるようにしました。

シチューの場合でも、衝動買いした白菜と大根を投入してもいけますんで、これで数日は飽きずに食べられそう。

2014年10月8日

MonotaRO - 使ってみてわかった便利さ

DIYするような方々には MonotaRO を活用している人が多そうなんですが、私もようやく9月に MonotaROデビュー してみました。

工具通販 MonotaRO(モノタロウ) 現場を支えるネットストア
http://www.monotaro.com/

  • 3000円以上で送料が無料になる。
  • 毎日何かしらの特売をやっている。
  • 土日祝日はPB商品は10%オフ、PB商品以外も5%オフと「週末買い」に向いている。
  • 一括発送で良いのに分割されまくりだったりしますが、発送が早い。(宮城県多賀城市にも物流拠点ができたようですが、いまのところ発送はすべて関西から佐川急便でした)
本来は BtoB なんでしょうが、個人でも登録でき、注文できるのも良い点。
BtoC向けに、IHC. MonotaRO が存在しますけど)


PB商品だけでなく、ナショナルブランドの製品もなかなか安く、送料無料が3000円以上というハードルの低さから、送料が店舗別でややこしい楽天で買うよりいいじゃんと。(一応価格比較してますけど、近所の中規模なホームセンターより品揃えは多いし安い。送料込みで考えればほんとお得)

自動車用の部品なんてのも安く、クルマのDIYをする 人にはオイルやオイルフィルターが有名ですが、ワイパーブレードなんか300円とかで買えちゃうんだもん、凄すぎ。(替えゴムじゃなくて金属のフレーム込みの商品でですよ)

そういうわけで、クルマのDIY用にあれこれ物色しています。

青色LED ノーベル物理学賞の受賞で「社員の発明→企業に特許権」の流れは止まるのか

ノーベル物理学賞に赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏:朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/articles/ASGB273RRGB2ULBJ068.html
 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、今年のノーベル物理学賞を、赤崎勇・名城大教授(85)と天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)の日本の3人に贈ると発表した。赤崎さんと天野さんは青色の発光ダイオード(LED)を初めて作り、中村さんが実用化につなげた。これにより光の三原色がそろう道筋がつき、LEDの爆発的な普及につながった。
今年のノーベル物理学賞を日本人が受賞したということで、ラジオのローカルニュースまでLED、LEDでどうなってしまったのかと。
(仙台市の光のページェントをLED化して省エネになって、熱が出ないから樹木を傷めないとか云々)
もっと身近な例では信号機のLED化というのもあるんですけどね。

で、喜んでばかりはいられないというのがこの青色LED。
中村氏が勤務先だった日亜化学工業との訴訟沙汰になったのはご存じの通り。
これで企業内発明に関する社員のモチベーション向上策が打たれてきたのかな、と思ったら、今年になって財界(産業界)から「やっぱりそれじゃ困るから、社員の発明は企業に帰属するってことにしておいて」という巻き返しが起きています。
(国全体が「ブラック」だなぁと思いましたよ、このニュース)

今年6月のニュースから。

社員発明、企業に特許権…国が基準提示へ : ジョブサーチ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
http://www.yomiuri.co.jp/job/news/20140619-OYT8T50022.html
社員発明、企業に特許権…国が基準提示へ
2014年06月19日 10時12分
 18日に開かれた政府の有識者会議で、企業が特許権を最初から保有できるようにする方向で一致した。今後は、どのような条件を設けるのかについて検討を進めることになった。政府は、来年の通常国会での特許法改正を目指す。
 現在の特許法は、特許権を企業などが使う場合、発明を行った社員は「相当の対価」を受け取る権利があるとされている。
 ただ、この「相当の対価」を巡り、社員側が「対価が少なすぎる」と、訴訟を起こす例が後を絶たない。企業が巨額の和解金を負担したケースもある。2005年に青色発光ダイオード(LED)の発明を巡る訴訟で、日亜化学工業が元社員に8億4000万円を支払ったのが、代表例だ。そのため、産業界からは法改正を求める声が出ていた。

私は開発系の仕事とは無縁なんですが、特許申請につながる仕事をしている方々からしてみれば、「馬鹿臭い」ってなる話じゃないかと。
受賞が決まった後、中村氏が日本の司法に関してまで文句を言っているのはただの「わがまま」ではありません。
今回のノーベル物理学賞の受賞で来年予定されている特許法改正にストップが掛けることができるのか注目しています。