2014年10月23日

新型の方が良いとは限らない - Mac mini

2012年のモデルチェンジからずーっと更新されていなかった Mac mini がようやくモデルチェンジ。
私の場合、Mac mini (Late 2012) の整備品を購入して使っているもんで、さすがに新型はどうなのよと気になるところ。

https://www.apple.com/jp/mac-mini/


見た目は同じで、ほとんど利用されることの無いIRレシーバがそのまんま付いていたりしますが、メモリの増設はできない(基板に直接ハンダ付け)という謎仕様。
加えて CPU も Core i7 の4コア(クアッドコア)だったものが、2コア(デュアルコア)へとスペックダウン。

メモリは8GBだと快適じゃないと思うので、最初から16GBにしておく方が良いと思うんですが、CPU のスペックはどうなんでしょ。

実際の話、4コア8スレッドだった Mac mini (Late 2012) でもファンが威勢良く回転するようなことはほとんどなく、CPU で不満を感じることはなかったんで、オーバースペックかなと思う部分はあったのですが、さすがに新型の2コアという割り切りにはびっくり。



ちょっと負荷の掛かる作業をやったときの Activity Monitor の「CPUの履歴」はこんな感じ。8つのスレッドがあるってことがわかるかと。


うまいことマルチコアのCPUを使うOS(私は10.8.5のままです)で、利用するソフトウェアもそういうものだと違ってくるのかもしれませんが、すかすかです。

Mac の場合、OSは無料で良いから常に最新版のOSを使うことができるよねぇという声もあるんでしょうが、 MacOS X Snow Leopard → OS X Lion でのつまずき、OS X Mountain Lion → OS X Mavericks でのつまずきを考えると常時最新版というわけにもいかないんですよね、ほんと。

また仕様に戻りますが、Mac mini はユーザがいぢれる範囲がミニマムで良いとした Apple の考えにはがっかりしています。
iMacの廉価バージョンが出たときには、裾野を拡げるという感触がありましたけど、Mac mini の場合は、iMacと異なり、付属品は電源ケーブルだけ。(Late 2012ではHDMI - DVIアダプタが付属してたけど省略されました)
もちろん液晶モニタは別に用意しなければならないし、Apple製品の魅力でもある、Appleのデザインしたキーボードもマウスやトラックパッドも付属しません。つまり iMacとは客層が異なります。

これまでの Mac mini (Late 2012) のメモリ増設が簡単で(ここまではApple公認)、HDDやSSDの増設が容易すぎたことへの反省なのかもしれませんが、同じ形状でもあえてパーツを変更してくるあたり、Appleも儲け優先なんだな と当たり前のことに気付いたりします。

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