2013年9月27日

iTunes11.1の「ジャンル」問題(ジャンルがローカライズされてしまう問題)

iTunesで音楽ファイルの管理をしていて厄介なのが「ジャンル」。
日本語環境にローカライズされて、Rock は ロック とカタカナ表記にされてしまいます。
(手動で Rock に変更しても、再生すると ロック に戻される)

以前からこの問題を解決する方法として、iTunes にパッチ当てをする "Tune-up iTunes" というソフトを愛用してきておりましたが、iTunes 11.1 にして Tune-up iTunes でパッチ当てをしても日本語になってしまうという現象が発生していました。


iTunes 11.1の新機能のことは書いてあるけど、削られた機能については当然ながら書かれていません。


これはいずれからのバージョンアップ待ちかな?と思っていたら、Tune-up iTunes の作者の方がこんなエントリを。

Desire for wealth : Tune-up iTunesのiTunes 11.1対応について
http://desireforwealth.com/diary/201309_tune-up_itunesi.shtml
iTunes 11.1 ではこれまでテキストファイルだった Localizable.strings が、バイナリ形式のプロパティリストに変わってしまいました。
iTunes 11.1では新しいiPhoneに対応するのがメインだと思ってましたが、内部構造が変わっているということ。
なので、それまでの iTunes + Tune-up iTunes でジャンルのローカライズをする・しないを反映できていたけど、できなくなったというわけです。

http://desireforwealth.com/diary/201309_tune-up_itunesi.shtml
Tune-up iTunesでのジャンル名パッチが当たらなくて困っている方が結構いらっしゃる様子ですね。うち自身はジャンル名の表記がバラバラになってしまうのはあきらめたので、ジャンルはもう表示しないことにしましたけどね。

そういう私も困ってます。


#追記 Tune-up iTunesのバージョンアップで、iTunes 11.1対応版がリリースされています。http://desireforwealth.com/diary/201309_tune-up_itunes_.shtml
#今後リリースされる iTunes のバージョンアップでまた仕様が変わるかもしれませんが、ひとまずMacOS版でのジャンル問題は解決できます。


iTunes って大きなお世話というか、そこまでやらんでも良かろうということを結構やってまして、iTunes Store で買った海外のミュージシャンの楽曲のミュージシャン名(アーティスト名)をカタカナにしちゃうという「それって余計」ということも。

一部を拡大ですけど、こんな感じでジャンルが ロック になってます。
(再生しただけで変更されたもの)


以前のMacOSであれば、アプリケーション毎に言語を選択することができたのですが、MacOS X Snow Leopard以降はそれも無くなり、現在はOS X のシステム設定の「言語とテキスト」で一括設定となっています。


このリスト順に合わせてアプリケーションの使用言語が選ばれるということになっています。(日本語非対応であれば、その次の English という順)

iTunes を英文環境で使うのはそんなに支障が無いこともあって、以前のように iTunes だけを英語環境で動かしたいと思って探したのが、"Language Switcher" というソフト。

TJ-HD Software - Language Switcher
http://www.tj-hd.co.uk/en-gb/languageswitcher/

使い方は簡単で、横並びにアプリケーションソフトのリストから対象となるソフトを選んで、使用したい言語を選ぶだけ。(アプリケーションフォルダの中がたくさんある場合は検索窓で絞り込み可能)


基本的には一時的な使用のためのもののようで、常時別の言語で使うには、以下のように「常にこの言語で起動」をチェックを必要があります。


言語の順番が謎っぽいけど、アルファベット順なようですね。オランダ語は "Dansk" なんだろうし、英語は "English"、フランス語はF、ドイツ語はG、イタリア語はI 、韓国語はK・・・と推測。最後の中国語は "Simplified Chinese characters" と "Caracteres chinos tradicionales" とかになるんでしょうが、もう2バイトでいいやってことかと。

#追記 コメントは「中文 = Zhongwen」だからではないか、との指摘。ありがとうございます。だとするとリストの最後なのも納得です。

iTunes を「常に英語で起動」して使っているわけですが、どこに何があるのかわかっていることと、ソフトウェアの言語が英語でも日本語の楽曲などはそのまま表示されるし、扱えるしで特に困ってません。(困ったら元に戻せばいいだけですし)

起動時のライブラリを読み込むところももちろん英文。


iTunes の環境設定も英文です。


iTunesを使っていて、最近のジャンルの書き換えに耐えられないという人は言語設定を変えてみると一気に解消しますよ。


iTunesが英語環境で起動するってことで、メニューなどはすべて英文なわけですが、iTunes Store はもちろん日本の iTunes Storeが表示されますし、「購入した項目」とかは日本語のまま。(プレイリストの名称なんかもそのまま日本語で使えます)

加えて、日本語環境だとライブラリの「再生回数」の表示枠(幅)が大きいままで小さくできないという「不具合」があったのですが、英語環境にしたら幅を狭くすることができました。

関連
iTunesをバージョンアップしたらまずすること (Tune-up iTunes 8)
http://tiiduka.blogspot.com/2009/10/itunes-tune-up-itunes-8.html
iTunes10.0.1が出てTune-up iTunes10.0.3を適用
http://tiiduka.blogspot.com/2010/09/itunes1001tune-up-itunes1003.html

2 件のコメント:

  1. これは助かります。試してみます。ありがとうございます。

    余談ですが、中国語は「中文 = Zhongwen」だから最後なんではないでしょうかね。

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    1. コメントありがとうございます。
      本文に追記させていただきます。

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