2011年4月11日

ヘッドフォン ULTRASONE HFI-2200ULE

ULTRASONEのヘッドフォンはこれまで、NuForce UF-30 (ZinoのOEMモデル)とEdition 8という妙な組み合わせでしたが、開放型の旧モデル HFI-2200ULEを譲っていただきました。

茶色なので「クマホン」と呼ばれていることや音の傾向については以前から知っていましたが、なかなか手を出せない価格帯(微妙な価格帯と言いますか・・・)なので中古を(安価で)譲っていただいたという次第。




現行モデルはHFI-2400で色が黒くなってます。発売は、HFI-2200ULEHFI-2200(ここまで茶色)→HFI-2400(黒)という順ですね。


装着感は側圧が適度でベロアのイヤパッドが快適。耳がすっぽり入ります。
頭が当たる部分にはパッドが貼ってありますが、頭頂部で支えるという感じではなく、側圧で支えている感じなので頭頂部の痛みは無し。
ケーブルは脱着式で、左側の片出し。後方に向けた取り付けで楽器用のヘッドフォンみたいな感じ。


音は予想していたよりも良かったです。きっちりかっちりという感じの音。
高域が強めなんですが、低域もしっかり出てます。
高域が強めなんで好みが分かれそうな感じではありますね。ちゃんとした録音のCDを聴くには良いんだけど、コンプレッサー過多のものだと聴き疲れがします。
(宇多田ヒカルのファーストアルバムだと大丈夫、パフュームだと厳しいという感じ)

音場は広く、きれいに定位。前方へきれいに定位するところはさすが。
前述の宇多田ヒカルのアルバムだと楽器の音が前後左右に動く感じがよくわかります。ボーカルの音像は小さく遠め。
芸能山城組の輪廻交響楽や交響組曲AKIRAだと音があちこちから出てきて楽しいですね。音場は左右だけでなく高さもきちんと出ます。
ガムランの金属音が痛いかと思いきや倍音まできれいに再生。ジェゴクの低い音もきっちり再生。スピーカでここまで鳴らすのは大変。


すっかり映画視聴用になっている開放型のオーディオテクニカのATH-AD900と比べてみると音像の大きさ、距離感が違うもんですね。
(ATH-AD900は、AD1000とAD700の間で存在感が薄いみたいですが、AD700とは別モノです。日本製シリーズの下位モデルと捉えるべきなんですが不人気モデルですね。AD500と似たデザインだしなぁ)



仕様
形式:オープンエア ダイナミック型
再生周波数帯域:10 ~ 25000 Hz
インピーダンス:75 Ω
出力音圧レベル:94 dB
重量:292 g
コード長:3.0 m

2 件のコメント:

  1. 早速ブログに載せていただきありがとうございます。

    音は悪くないんですが、使い道がなかったので、今回は助かりました。
    値段は確かに微妙なラインですねw

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  2. 今回はお世話になりました。
    開放型なんだけど開放型っぽくない点も面白いなと思っています。

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