2011年8月12日

「われわれが聞いたのは、今の新しい世代はサウンドを気にしていないということだった」

ほとんどの消費者はオーディオよりもディスプレイの品質のほうに興味がある
http://japan.cnet.com/news/business/35006141/

いきなり引用から始まりますが、これ、携帯電話を製造するHTCがヘッドフォンメーカのBeatsに出資するという記事にあった言葉なんです。たしかにそうだよな、そうなってるよなと。

「われわれが聞いたのは、今の新しい世代はサウンドを気にしていないということだった」(Iovine氏)
こっちはもっと刺激的かも。Beatsの会長さんがこう語っているんですから。

Beats製品は使っていないけど、スポーツ選手がBeatsのヘッドフォンやイヤフォンを使っているのをよく目にします。(競技前に装着、装着して入場なんてシーンが結構あります)「イメージ戦略のうまい会社」というのが大雑把な私の印象。

HTC、ヘッドフォンメーカーBeats Electronicsに出資--携帯の音質向上を目指す
http://japan.cnet.com/news/business/35006141/

アナリストの発言として出てくるのが上記の言葉。
「モバイルデバイスのオーディオ品質を改良する必要はあるが、その部分を大衆市場に向けた中心的な差別化要因とすることは困難といえるだろう。ほとんどの消費者はオーディオよりもディスプレイの品質のほうに興味がある」
携帯電話で着うたを使ってるってことに驚いていたぐらいの自分なんで、私も「ほとんどの消費者」に入るのかもしれません。(なんで音質の悪い楽曲を高い金出して買うのかと。しかもパケット量だけはすごいし)

しかし、iPhoneに代表されるスマートフォンになると話が違ってくるのかなと思います。
「ディスプレイの品質が良い」といえば、iPhone4を思い出すのですが、そんなに音が悪いのかな?知っている範囲ではそこそこ良いという評判だと思うのですけども。
(実機で試したことが無いのでわかりませんが、iPod Touch 4世代と同等であれば「良い方」だと思います)

BBEやDolbyなどの技術で音を良くするというアプローチの一つ、HTCとしてはBeatsのブランドが欲しかったということなんじゃないのかなと思いますけど、今後のBeats製品がどうなるのか楽しみでもあり心配でもありますね。

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