リンダ・ロンシュタットという人は、アルバム毎にキャラクターが違うので、次はどんなアルバムになるのだろうかと予想できない人です。
一時期体調を崩していたと聞き心配していましたが、2006年にこのアルバムが出てほっとしたものです。
(その後アルバムが出ていないのがまた心配でもあるのですが)
The Stone Poneysでデビューし、ソロ活動をするようになり、1970年代はカントリーロックの印象。
彼女のバックバンドが後にEaglesを結成することになるメンバー(ドン・ヘンリー、グレン・フライ、バーニー・リドン、ランディ・マイズナー)だったという話もこの時期です。
最近は寡作ですが、1990年代までは1枚/年ぐらいのペースでした。
1970年代末からはPopなイメージでした。実際に売れてましたしね。
1980年代半ばからのJazzスタンダード3部作("What's New", "Lush Life", "For Sentimental Reasons")ではネルソン・リドルと組んでびっくり。
その直後にはドリー・パートン、エミルー・ハリスと組んだ "Trio" でカントリー路線回帰。
続けて"Canciones de Mi Padre", "Mas Canciones" ではメキシコの音楽。(マリアッチですね)
これはメキシコ系の血を引く彼女ならでは。
2006年グラミー賞の"Best Traditional Folk Album"にノミネートされていました。
このアルバムではアメリカントラディショナルをデュエットで聴かせてくれます。
とにかく歌がうまい人です。さすがに年齢が・・・と思いますが、ソロでの歌声もいつもの美声です。
しっとり、じっくりというアルバムです。
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