卓上オーディオ (Tabletop Audio): ダイヤテック Majestouch Tenkeyless FKBN87M/EB コンパクトな英語配列キーボード

ダイヤテックのというよりは、ブランドで言えば、FILCOのと言った方が良いのかもしれませんが "Majestouch"シリーズは高品質なキーボードという印象が強いもの。
実際に高価なんですが、あまり人気のない（ほんとか？）英語配列だったり、中古だとかするとそれなりに入手しやすい値段になるので入手性は高いかと思います。（たまにリサイクルショップで箱入りで結構なお値段になっているのを見かけますが）

その"Majestouch"シリーズで英語配列（ASCII配列）でテンキーレス（だけど変態配列じゃないやつ）というのが、今回紹介するキーボード。

ダイヤテック・製品情報
Majestouch Tenkeyless FKBN87M/EB
http://www.diatec.co.jp/products/det.php?prod_c=569

マウスと比べてみるとそのサイズがよくわかるかと。

通常の"Majestouch"シリーズもフルキーボードにしてはコンパクトな方ですが、そのテンキー部をカットしたものなんでさらにコンパクト。
カタログ値でのサイズは、幅356×奥行135×高さ33mm（スタンド使用時44mm）、重量は980gとなっています。

キートップはつや消しなんですが、使い込むとテカリが出てくるかもなと思えるもの。

キートップのフォントは文字が小さめ。シンプルな印象を受けますが、これは英語配列だからでしょうかね。

キートップを外した状態。茶軸と呼ばれるキースイッチが使われています。一般用途であれば、茶軸、重めが好きな人は青軸が良いんじゃないかと思います。（ゲーム用途であれば赤軸とか黒軸なんでしょうが）

キー配置はいたって普通です。

F1からF12までがあるべき場所にあるし、Print Screen、Scroll Lock、Pauseも適度な間隔で配置されてるし、その下にInsertやDelete、Home、End、Page Up、Page Downキーがちゃんとあり、カーソルキーも正しくそこにあるというもの。キーピッチも普通のものなので違和感無し。

「テンキーが無い」という点ですが、表計算ソフトを多用するときはあった方が便利だけど、普通に文章を書く、Webで探し物をするという程度であれば、無くても不便だなぁと思わないものかと。
最近の大きめなノートPCにはテンキーが付いたりしてますが、事務用途であればテンキーあった方が便利だと思います。私も仕事ではノートPCにフルキーボードを接続して使ってます。（Windowsだと全角数字になりがちだし、Excelとかだとテンキー無しはきついですもん）

このキーボードの利点はコンパクトさ。机の上がすっきりします。（空いた場所にまた何か置くことになるけど）
Happy Hackingキーボード(HHKB)だとFn多用しなきゃならんという「犠牲」がありますが、普通のキーボードからそのままの感覚で使えるというのはやはりうれしい点。
（特にファンクションキーをよく使う文章を書く行為だとFnを押しながら別のキーをといいうのは抵抗があります）

底面は四隅に厚めのゴムが貼ってあります。

チルトスタンドにもぐるっとゴムが巻いてあります。

ダイヤテックのFILCOロゴ入りキーボードは、Mac用のもの（ADB接続のもの）を使っていたこともありましたが、当時は安いけどモノは良いという位置づけだったように思います。（Appleの付属キーボードに不満があるけど、拡張キーボードは高いし大きいからという選択肢）今ではちゃんとしたキーボードを扱うというよりも、この分野での牽引役となっているのは長い期間キーボードを扱ってきたからなんでしょうね。（ニッチな市場だとは思いますけど）
それにしても、ダイヤテックが販売するFILCO（ダイヤテックの登録商標）、Majestouch（ダイヤテックの登録商標）、キーボードの形態、型番と合わせて書くと長くなり過ぎ。FILCOブランド、Majestouchブランドは独立させた方が良いように思うんですが。

ということで、コンパクトなUSB接続キーボードが欲しいけど、キー配置が狭かったり特殊だったりするのが嫌という人にはこの Majestouch Tenkeylessキーボードはお薦めできます。

一般用途なのかはわかりませんが、iTunesでCDのリッピングをする時に、曲毎に「年」を変更するときにはテンキーが欲しくなります。曲数の多いCDだともう大変ですから。