以前であれば、レコード会社のロゴ入り封筒だったり、メディアケースに一工夫あったりするところですが、今回は抽選で1000名ということもあってなのか、簡易梱包。
(白いエアパッキン封筒+飛脚メール便だったんで、Amazonのマーケットプレイスかと)
内容は以下の通り。
当選通知兼内容紹介(A4横の片面印刷)一枚、プラチナSHMについての解説(カラー両面)が一枚、メディア一枚というもの。
当選通知兼内容紹介の紙には、曲名とアーティスト名、商品タイトル(アルバム名)、マスター、商品番号、発売日が記載されています。
マスターについては、「英国オリジナル・アナログ・テープを基にした2011年DSDマスターよりHRカッティング」(The Rolling Stonesの例)、「ボブ・ラドウィックによる2011年96kHz/24bitよりHRカッティング」(Queenの例)などのように、具体的に書いてあります。(HR=High Resolution)
サンプラー収録曲は全20曲。
各曲90秒でフェイドアウトされています。
各曲90秒でフェイドアウトされています。
さっと見た感じでは普通のCDと変わらないという感じ。
反射膜をアルミからプラチナ(純プラチナ)に変更することで反射率が低くなり、音楽CD(CD-DA)の規格に適合しなくなったということですが、ちょっと見ただけでは判別できません。
CCCDみたいな意味での「CD-DAへの不適合」とは逆ベクトルなので、ちょっと見ただけでわかるような違いでは無さそうです。
メディアを比較してみました。
左上が通常の音楽CD(国内盤)、右上が「プラチナSHM」、下がSACD Hybrid(輸入盤)となります。(SACD HybridはCD層とSACD層の両方があるんで反射率低そうって感じ)
結論から書けば、1980年代に発売された古いCDプレイヤーでも問題なく再生できました。
手持ちのすべてのCDプレイヤーでは試していませんが、
- ポータブルCDプレイヤー(SONY D-601)でも問題なし。
- 単体CDプレイヤー(SONY CDP-P79)でも問題なし。
ずっと新しくなってCD-Rに対応している据え置きのCDプレイヤー、CEC CD-3300Rでももちろん再生できました。
前回は、
「再生できない」だけならいいんですけど、反射率が低いことが原因で古いCDプレイヤーに与える影響がどうなのか、壊すことがあるんじゃないのかと疑問に思うところ。と書きましたが、CCCDのように再生機器を壊すようなことは無さそうです。
サンプラーなので、従来のCD(SACD Hybrid)と比較してどうなのかを書くべきなんでしょうが、手持ちのCD(SACD Hybrid)とはマスターが違うから比較は無理。
Rolling StonesだとCD、SACD Hybridが手許にあるけど、昔のCDや2002年のDSDリマスタリング盤とも違うわけで、これと比較してあーだこーだ言うのは「プラチナSHM」だからなのかどうかわからんわけです。
松田聖子の1988年リリースのCD(通常CD)と2013年リマスタリング音源を使用したBlu-spec CD2を比較して「通常CDは平板な歌謡曲歌手だったが、Blu-spec CD2では、感情が豊かで、些細なニュアンスも光彩する名歌手だ。リアルな実体感を伴うるオーディオ的にかなり違うだけでなく音楽性がまるで違う。」というような厚顔無恥なことは書けませんってことです。
新素材競争から生まれた「規格外CD」ですが、一方ではDSDに注力するメーカ(DSD、SACDを活かせなかったあのソニーです)が出てきたりしているわけで、どのマスターを使うか(使えるか)が重視されているように思います。
リマスタリングという名のリミックス盤(バージョン)まで含めるともう膨大で、私の場合はあんまり追い掛けないようにしています。
The Beatles と The Beach Boysぐらいかな。同じ1960年代のバンドでも、Rolling Stones の場合はアラン・クレインのAbkco(アブコ)管理のものがややこしいんで追い掛けてません。
The Beatlesの場合はUSBメモリのあれは買っていないし、CDというパッケージだけですけども。(The Beatlesの場合は、リリース当初のオリジナルUKアナログ盤が最高で、それ以降のものは「それ以下」という音質評価がなされていたりするんですが、さすがに高いアナログ盤を買い漁るのは無理)
また、リマスタリングしないと決めてる様子の Prince のような例もあるけど、本人が関与しない形でハイレゾ音源が売られていたりします。
HybridじゃないSACD再発のときもそうだったんですが、どこのマスターを使っているのか、誰が手を加えたのか、どの程度いじったのかがはっきりしないと、リピータに何度も買わせる商法も限界があるかと。(以前は精巧な紙ジャケという名のミニチュアで何度も買わせることが多かったけど)
そう考えるとThe BeatlesのCDリリースのペースは買う側の負担が小さくて親切だなと思えたりします。
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