リンダ・ルイス(Linda Lewis)という女性シンガーソングライターは1990年代にCDで再発があったり、来日したりと動きがあったけど、1972年リリースのセカンドアルバム、 "Lark" が頂点だったように思います。
ずーっと入手困難なアルバムで、1995年に日本盤が「世界初CD化」したときに迷わず買った一枚。
日本では『渋谷系』の関係でリイシューされたというようですね。
その後、2002年にUK編集によるベスト盤がRhinoからリリースされてますが、最近 "Lark" が最新リマスターで発売になってます。
左から、2012年にbbrからリリースされた "Lark" (ボーナストラック入り)、2002年Rhinoからリリースされたベスト盤、1995年にワーナーミュージックジャパンからリリースされた「世界初CD化」の "Lark" です。
シンプルなバックにリンダ・ルイスの歌声という内容ですし、もう何度も何度も繰り返し聴いているので耳タコ状態なんですが、最新リマスター盤を聴いて驚きました。
細部までクリア。歌声も伸びやか。
これはマスターの違いなのか、リマスタリング作業の違いなのか、きっと両方なんでしょう。
「ラウドネス・ウォー」なリマスタリングとは異なり、あくまで自然な音です。音量を上げていっても耳障りな音になりません。
Audacityで比較してみました。
楽曲は "Lark" の2曲目、"Reach for The Truth" です。
上から最新リマスター盤、真ん中が2002年Rhinoリリースのベスト盤、下が1995年「初CD化」です。
これを見ても決して音圧を上げてというリマスタリングじゃないことがわかるかと。
音の鮮度がこうも違うとは。1995年リリース盤を持っている方にもぜひ最新リマスター盤をおすすめします。
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