2012年4月10日

大友克洋 - 「童夢」1983年

雑誌ブルータスの大友克洋さんの特集を読んで再度読み直したくなったのはAKIRAではなく童夢でした。



Wikipedia - 童夢
『童夢』(どうむ)は、大友克洋作の漫画。「アクションデラックス」(双葉社)などに1980年から1981年にかけて4回に分けて発表された。1983年8月18日単行本発行。第4回日本SF大賞受賞。
非常に緻密な描き込みが特徴。単行本化の際に大幅な加筆がなされている。

長編作品の代表作だと思うのですが、現在は版元で在庫していないようで新刊では扱っていないようです。(なんでだろ)
AKIRAのような大長編、単行本も大きく絵が訴えてくるような作品だとやっぱり気合いを入れないと「やられてしまう」感じがあるんです。

この童夢も233ページもあり、カバーイラストからもわかるようにかなり描きこまれている作品なのですが、やはりこのぐらいの量だと何度も読み返してという感じになります。
4回に分けて発表ということですが、この濃厚な内容を4回に分けて発表、それを加筆した単行本なわけで寡作な大友さんらしいところでもあります。

アニメで好きなのはMEMORIESの「大砲の街」ですね。映画館で観て、DVDで何度も見直してます。
煤けた街、煤けた雰囲気がとても好きです。(スチームボーイはもっと明るい感じですね)
1997年頃に大連空港上空で見た景色がオーバーラップします。(今よりも石炭を使っていたので冬となると上空から見た街は煤けた感じだったのですよ)




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