2010年8月10日

カタログスペックでの比較 (GRADO, Alessandro)

見た目が似ているということでどうにもわかりにくいGRADOとAlessandroのヘッドフォン。
カタログスペックで比較するとどうなるのか、ということでリストにしてみました。

データはすべてWebより。
GRADO と サードウェイブAlessandroあぽろん から。

GRADO Prestige Series


SR60i SR80i SR125i SR225i SR325i
Driver 40mm 40mm 40mm 40mm 40mm
Voice coil wire Standard copper Standard copper UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper
Connecting cord Standard copper Standard copper Standard copper Standard copper UHPLC copper
Plug 3.5mm 3.5mm 6.3mm 6.3mm 6.3mm
Frequency response 20Hz - 20KHz 20Hz - 20KHz 20Hz - 20KHz 20Hz – 22KHz 18Hz – 24KHz
SPL 98 dB/mW 98 dB/mW 98 dB/mW 98 dB/mW 98 dB/mW
Impedance 32 ohms 32 ohms 32 ohms 32 ohms 32 ohms
Driver matched 0.1dB 0.1dB 0.1dB 0.05dB 0.05dB
Weight 140g 140g 140g 140g 230g


続いてGRADOの上位モデルを比較。
Referrence Series = RS1i , RS2i
Statement Series = GS1000i
Professional Series = PS1000


RS2i RS1i GS1000i PS1000
Driver 40mm 40mm 40mm -
Voice coil wire UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper
Connecting cord UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper
Plug 6.3mm 6.3mm 6.3mm 6.3mm
Frequency responce 14Hz – 28KHz 12Hz – 30KHz 8Hz – 35KHz 5Hz – 50KHz
SPL 98 dB/mW 98 dB/mW 98 dB/mW 98 dB/mW
Impedance 32 ohms 32 ohms 32 ohms 32 ohms
Driver matched 0.05dB 0.05dB 0.05dB 0.05dB
Weight 160g 180g 240g -

GRADOからのOEM、AlessandroのMusic Seriesを比較。(すべて新ハウジングでのデータです)


MS One MS Two MS Pro
Driver 40mm 40mm 40mm
Voice coil wire UHPLC copper UHPLC copper UHPLC copper
Connecting cord Standard copper UHPLC copper UHPLC copper
Plug 3.5mm 6.3mm 6.3mm
Frequency responce 20Hz – 22KHz 18Hz – 24KHz 12Hz – 30KHz
SPL 100 dB/mW 100 dB/mW 98 dB/mW
Impedance 32 ohms 32 ohms 32 ohms
Driver matched 0.1dB 0.05dB 0.05dB
Weight 200g 316g 約250g

※Alessandro製品の重量は「あぽろん」のオリジナルデータ。

カタログスペックは参考値にしかならないものという認識です。
ということを前提にして考察を。

・スペックでも上位になるに従って周波数特性など向上しており、目安にはなる。
・MS One(以下、MS1)、MS Two(以下、MS2)の感度がなぜか高い。
・GRADOとAlessandroの関係では、MS1 = SR125i , MS2 = SR325i , MS Pro = RS1i とよく言われています。スペックとしてはその通りのようです。
・海外では、MS1 = SR80i という説もあるようです。(ボイスコイルが違うが)
・やっぱりアルミ素材のSR325iとMS2は重い。
・左右のドライバーのマッチング(公差)をきちんと示している点はすばらしい。

左右のドライバーのマッチングについては、「合っていて当然」と思いがちですが、私はどうも左右の音量が違う→サポートに送って確認→ドライバー交換となったことがあります。

具体的にはオーディオテクニカのATH-AD700というヘッドフォンなのですが、左が若干低め。おかしいなぁと思ってサポートに相談したら点検は可能とのこと。
点検の結果、「左右差は微妙」とのことでしたが、無償で交換してもらったことがあります。(保証期間内だったので無料。送付時の送料は当方負担ですが)

最初にGRADOを買うのであれば Prestige Series の SR225iを、低予算であれば Alessandro MS1 をおすすめします。
音質差があるので、SR225i にしておいた方がと思いますが、MS1でもGRADOらしい音を体験することができるので予算次第でしょう。(実売価格でも2倍以上の開きがありますから)

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GRADO SR225i

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