2010年1月5日

SACD機は去り、SACDで思ったこと

昨年末に導入してみたSACD再生機ですが、二回にわたって書いてみた通り、ピンとこなかったこともあり、手元から去っていきました。

前回も書きましたが、オンキヨーDV-SP155では、SACDというメディアを再生することができるだけで、SACDの良さというものを実感できなかったのが要因です。

SACDという規格ですが、やはり「閉じている」のがネックだなと思います。
  • ハイブリッド盤がもっと出ても良さそうなんだけど出ないという「閉じ」。
  • 著作権保護という縛りが強すぎるという「閉じ」。
  • 据置機しか無いという「閉じ」。

国内ではCDの原材料に付加価値を付けるほうが流行してますし、紙ジャケで限定生産したほうが儲かるというのもあるんでしょう。

海外に目を向けてみれば、Wilcoとかがそうなんですが、アナログ重量盤でのリリースという流れが増加しています。

Amazon.comには、"Vinyl Records"というコーナーまで作られてるし、日本とはちょっと違う流れでのアナログ復活です。
Head-FiのMusicスレッドでもアナログ盤買ってるという人が結構多いようです。

CDの代替(音質含め)としては配信、もっと趣味性をという人はアナログという(後者は緩やかな)流れがあるように感じます。

昨年のThe Beatlesのリマスター盤、当初は限定だったモノラルボックスが追加生産されたりと相変わらずドタバタしてますが、一通り行き渡ったタイミングで出した16GBのUSBメモリ盤が音質的には決定打になっています。
MP3形式のファイルとあわせて、FLAC形式(24bit版)も収録されています。
こうなるとSACDのような閉じた部分がありません。

今後もSACD盤のリリースは続くでしょうが、ジャンルは限られ、これ以上は普及しないんだろなというのが、感想です。

1 件のコメント:

  1. SACDは中途半端な物だったですね。
    最低限のお気軽さ(ヘッドホン直差し)で聴くと言うのが
    昔の598で無い事が有った事でしょうね。

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