2014年4月15日

ジャンクなポータブルCDプレイヤーが動くかもしれない方法(保証無し)

ポータブルCDプレイヤー、現行だと大手はソニーから2モデルが発売されているだけで、動作品の中古を買い求める人も多いかと思います。
現状だとこの中古品が結構高くて、このブログを始めた頃とは相場が大きく異なってしまっているのですが、ポータブルCDプレイヤーの資料集として存在できたのも、たまたまタイミングが良かったからなのかもしれません。そんなわけで、恩返しじゃないですが、自分でやってる「ノウハウ」みたいなものを公開します。

安いジャンク品を買ってきて、電池を入れたらそのまま使えた、という場合はそのまま使えば良いので問題無いんですが、動かないって場合の対処方法をざくっとですが書いておきます。物理的な破損ではないようだけど、なぜか動かないっていう場合の対処方法です。(このせいでジャンク品の相場が上がったとか言わないで下さいな)


前提

  • 「安いジャンク品を動かせたら」という趣旨で書いてます。
  • 歴史的価値個人的な思い入れのあるようなものは間違ってもこんな方法を試さないで下さい。(ヤフオクで1円スタート、日曜の22時頃終了で出品しましょう)
  • ますます壊れた、物理的に壊した、直らなかったとしても、当方は一切の責任を負いかねます。(念のため)
  • 症状が変わらない→役に立たない(この役立たず!)と短絡(憤慨)しないで下さいな。必ず直せるというのであれば、自分の商売(副業)にしてますから。


用意するもの
  1. 動作しないポータブルCDプレイヤー(外観が大きく破損している、ピックアップ部分が明かに壊れているとかは別です。物理的な故障じゃないものを扱います)
  2. 電池(アルカリ電池でもニッケル水素充電池でもOK。そのプレイヤーに入れる電池です)
  3. ACアダプタ(純正品じゃなくても良いです。ソニーかパナソニックのポータブルCDプレイヤー用のDC4.5V出力のものが1つあればいいです。よっぽど古いものはセンター極がマイナスだったり、電圧がもっと高かったり、ガム電池1本で動くものは電圧が低かったりするするので、最低限そこは確認を)
  4. 音楽CD テスト再生に使うので、コピーコントロールCD(CCCD)やCD-Rに焼いたものじゃなく、普通の音楽CDを1枚。非接触の読み取りなので基本的にキズは付かないはずですが、内部で接触して同心円状にキズが入る可能性もあるので、収録時間と曲数の多いCDを1枚用意しておくと便利。
  5. 大音量が出て壊れても良いイヤフォンかヘッドフォン。(もしくはイヤフォン端子に接続するスピーカ。100円ショップで売ってるようなアンプの入っていないもの)
この5つ。

綿棒とか無水アルコールは使いません。ハンダゴテやドライバーも使いません。
指が太いって人はこれに「爪楊枝」を足して下さい。(後述)


今回のお題
想定しているものは、単3電池2本で動き、本体に液晶表示のある「よくあるモデル」です。
今回は、写真のジャンク品で不動品だったAIWAのXP-220(300円也)です。
(円盤状でガム電池、表示はリモコンのみというのは、参考程度になる部分もあるかも)

動いた状態での写真です。
届いたときは通電しない不動品でした。


手順
  1. ポータブルCDプレイヤーに電池を入れます。(ここでは単3電池2本で動作する1990年代後半あたりのモデルを想定してます。ガム電池なものは外付けの電池ケースに電池を入れて下さい)
  2. 電池の接点部が液漏れなどで汚れているときはティッシュペーパをちょいと畳んで水を付け、指で電極部をこすります。(あ、綿棒でやさしく落としてもいいですよ)見た目的に通電しそうであれば大丈夫。電池との接触をよくするために、セットした電池を指の腹で回転させとくと良いですよ。
  3. HOLDスイッチ」の状態を確認します。HOLDと書かれたスイッチが付いているものが大半なので、HOLDスイッチがOFFになっているかどうかをまず確認します。(HOLDをOFFにしたら動いたって人はこの先を読み飛ばしても大丈夫)HOLDスイッチの接触不良も考えられるので、何往復かさせて接点をセルフクリーニングしてあげてください。
  4. 再生スイッチを押します。液晶に表示が出るかどうかを確認します。(動作しない場合、表示すらしないってこともあると思いますが慌てない)
  5. ACアダプタを接続します。(電池で駄目ならACアダプタでという考えなんですが、電池の液漏れで基盤が腐食してる場合もあるので一応意味のある行動です)
  6. 再生スイッチを押します。以下、4と同じ。
  7. 次に音楽CDをセットします。
  8. 4と同じ。
  9. 音楽CDを認識しようとしているか、CDプレイヤーが発する音(駆動音)を確認します。(音がする場合は生きてます。音がしない場合も生きてるかもしれません)
  10. 駆動音がしない、液晶に何も表示されない場合は、CDを取り出して、ピックアップを外側に動かします。結構強引なんです。爪先でピックアップを外周側に引っ張ります。爪じゃ不安って人は爪楊枝の先で。(くれぐれもレンズに触れないように注意してください)
  11. 再度音楽CDをセットして再生スイッチを押します。ここで「ぐいーん」と駆動音がしたらピックアップが最内周で固着してただけかも。この場合、音楽CDを認識するはずです。(再生しなくても、液晶に曲数などが表示されるはず)
  12. 無音な場合は、上蓋が閉まっているかどうかを検出するスイッチを疑いましょう。上蓋の突起を本体側で検出しているはずなので、何度も開け閉めして接点をセルフクリーニング。ダメ元で爪のあるあたりを強く押さえてください。その状態で4をやってみてどうでしょうか。
  13. これで駄目なら、電池をセットしACアダプタを接続した状態で一晩放置しましょう。長期間通電していなかったものなので、これで回復する場合もあります。
  14. これで認識した場合、それでも音飛びしやすかったり、曲送りをすると遅かったりするかもしれません。そういう場合は音楽CDをリピート状態にして再生し、一晩放置しましょう。
  15. ボリュームの接触が悪くなっているものが多いので、イヤフォン端子にイヤフォンなどを接続して音量調整がちゃんとできるか確認します。音を小さくすると片側が・・・とかガリガリと音がする場合はボリュームを何往復もさせて接点をセルフクリーニングしましょう。

と、こんな感じです。


実機で写真と説明
電池ケースの蓋を開けて電極部をチェック。(液漏れの形跡無し)


電池を入れました。(この状態で指の腹で電池を回転させて接点を磨きます)


HOLDスイッチは単独のスイッチじゃない場合もあります。
AIWA XP-220はRESUMEと共通のスイッチでした。OFFにして動作確認します。


再生スイッチを押してもうんともすんとも言わず、液晶表示も駄目。(外観はきれいなのになぁと)


上蓋を開けて、最内周にあるピックアップ(レンズの乗ってる部分)を爪で・・・


こんな風に外周方向へ移動させてみます。(レンズに触れちゃ駄目ですよ)


今回はこれでも駄目。

となると、「これかな」ってことで、上蓋を開けて爪をチェック。
上蓋に付いている、上蓋が閉まったかどうかをチェックする爪です。
これが折れているもの(上蓋が閉まらない)や接触が悪いものがあります。


爪のあるあたりを強めに押しながら再生!
「ガタ」がある場合は左右に動かしてみてください。


お、認識した!という状態。


ここも検出スイッチが使われてる箇所なので接触不良(スイッチの接点の導通)が悪くなっていたようです。なんどか開け閉めして押さなくても大丈夫になったので次へ。

全曲リピートにして放置します。


音飛び防止機能がある場合はその機能をOFFにして再生させます。
一晩放置するだけで長い期間通電されていなかった回路に電気が流れるんで、音もちゃんと出るようになります。


最後に
  • 放置再生(放置プレイ)の音楽CDはピックアップの駆動域が大きい、収録時間の長いものがおすすめです。シャッフル再生でリピートできる機種であれば、曲数も多い方が負荷を掛けることができて良いです。
  • 低音スカスカ - Line Outがあり、そっちの音がマトモであればヘッドフォン出力側の電解コンデンサが容量抜けしている可能性もあります。(要電子工作)
  • 左右で音量が違うんだけど - ボリュームの接触不良かも(電解コンデンサかも)。Line Outではどうでしょうか?
  • ヘッドフォン端子からの音が小さいんだが - SONYの場合、AVLSというスイッチがONになっていると大音量にならないようになってます。そのスイッチを確認。
  • 再生するようになったけど、選曲時の音がうるさい - ピックアップが移動するが部分のグリス切れかも。分解してトラバースに付いているグリスを拭き取り、シリコングリスを塗布するといいかも。(CRC556は絶対に使っちゃ駄目ですよ)何日間か連続再生させていると音が小さくなるかもしれません。


#もうじき200万PVなんで、それ記念ってことで書きました。

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