2012年7月27日

ポータブルCDプレイヤー(Panasonic SL-J910)

パナソニックのポータブルCDプレイヤー、SL-J910です。
2003年11月に発売されたモデルです。
先日紹介したSL-J900の後継機種です。

SL-J910の商品情報
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=SL-J910
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-J910.html


AV Watch - 松下、デジタルアンプ搭載「Dockin' style CD」-MP3再生対応、「D.SOUND」仕様
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20031006/pana1.htm


商品特長から
  • D-SOUNDとは、「デジタルアンプ」「新高音質インサイドホン」「新イコライザー」の3要素
  • 充電スタンド兼用高音質スピーカー「サウンド・チャージャー」付属
  • CD本来のクリアなサウンドを再現する高音質「デジタルアンプ」搭載
  • 高音質なMP3再生を可能にする「デジタル リ.マスター」搭載
  • 語学学習などに便利!指定した区間だけを繰り返し再生する「ABリピート」(CD-DAのみ)

SL-J900では「アナログアンプ」でしたが、SL-J910では「デジタルアンプ」に変更されています。



電源はACアダプタ(DC4.5V1400mAのスイッチング電源の高容量なもの)、内蔵電源としてガム型充電池2本、外付け電池ケース(単3電池2本)の3種類です。

単3電池ケースはSL-CTシリーズなどと共通のものです。(電池ケースの部番:RFA1821-H)

リモコンは手持ちのもので表示、設定できました。Panasonicの場合は機種によって(シリーズによって)対応しないものが多いので注意。(リモコンの部番はN2QCBD000037で、SL-J900とは異なるものです)


単体利用時、上蓋は90度近くまで開きます。




上蓋の裏側が鏡面でしたが、SL-J910では反射しない素材に変更されています。
左がSL-J900、右がSLJ910です。



操作スイッチは横一線に並んでます。
クレードル装着時のための配置、形状なので単体利用時は操作しにくいです。


スイッチの配置はSL−J900と同じです。(上がSL-J900)



操作部を手前にした左側面にはHOLDスイッチとヘッドフォンジャック(リモコン端子兼)。



逆側はDCジャック(ACアダプタ使用時DC4.5V、電池ケース使用時DC3V、センター+)。



クレードルとの接続端子。カバーも無くむき出しです。


クレードルの接点部もSL-J900(写真上)と同じです。



単体での利用も可能ですが、SL-J900と同様にスピーカ付きのクレードルと合体してCDを再生することも可能です。


CD再生時にはこんな感じで青いLEDが点灯します。
クレードルにも表示機能が無いので、付属のリモコンを接続する端子が付いています。
(ヘッドフォン端子ではなく、リモコン端子です。ヘッドフォンを端子に接続してもスピーカからしか音が出ない仕様です)


合体時の操作はクレードル側のスイッチを介して行います。(OPEN以外はスイッチの並びが本体と異なるのでクレードルの接点経由での操作です)
スピーカからの音量調整も本体上部のスイッチで操作します。

EJECTを押すとCD装着のために蓋(上蓋)が開きます。最大角度は単体使用時より狭くなってます。



背面から。DCジャックが付いているだけというもの。
実際にはスピーカだけでなくアンプも内蔵しています。
本体は日本製でしたが、クレードルは中国製でした。(SL-J900ではクレードルは韓国製でした)



PanasonicのポータブルCDプレイヤーに共通するんですが、音飛び防止機能の耐振秒数の切り替えで本来のCD品質での再生が可能となっています。(SONYだとG-PROで同様の設定があります)



SL-J900では本体またはリモコンのMODEスイッチを長押しすることで設定変更でしたが、SL-J910ではMEMO/DISPスイッチの長押しに変更されています。
この時代にわざわざCDプレイヤーを使うという人であれば、耐振秒数約10秒のPOS2で使用することを推奨します。

仕様は取説より。



CD(CD-DAディスク)再生時の電池の持ちをSL-J900とSL-J910を比較してみました。
  1. 外付け電池ケース(アルカリ電池2本) 26時間:約40時間
  2. ニッケル水素ガム型充電池2本 16時間:約20時間(高容量タイプで約28時間)
  3. 1と2の併用 42時間:約60時間(高容量タイプで約68時間)

上記の通り、デジタルアンプにすることで電池の持ちが良くなっています。
ガワは同じだけど回路が違うというモデルですが、SL-J900でイマイチだった部分が解消されていると思います。(上蓋裏面の処理やデジタルアンプ搭載による音質と電池の持ちの向上など)


年式が新しいだけあって、現在もリモコンなどは入手可能です。
パナソニックの直販サイト、パナセンスで確認できます。
http://ec-club.panasonic.jp/mall/sense/open/


0 件のコメント:

コメントを投稿