2010年11月19日

"Band on the Run" Reissue をどうするか

John Lennonのソロ作リマスタリングの件でちょっとだけ書いていた、Paul McCartneyの "Band on the Run" をどうしようかと思案中。
(正確にはPaul McCartney & Wingsです。メンバー3人での制作ではありますが)

オフィシャルサイトはこちら
http://www.paulmccartney.com/bandontherun/


ハイレゾ音源も良いけどパッケージも欲しい。でも写真の通り、最初のCDリリース(CAPITOL CDP7466752)に加え、25周年記念盤(2枚組)もあるしな。と悩む次第。

最初のCDと1999年の25周年記念盤での音圧の違いはこんな感じ。2曲目の "Jet" で比較。


"Loudness War" のわかりやすい例ですね。
今回はそのへんを抑えた仕様だそうです。


今回の "Band on the Run" のリリースは選択肢が多いのも悩みの種。
Wikipediaの英語版もまだ執筆中という感じ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Band_on_the_Run

CDというメディアを使ったものが3種類
括弧内は国内盤での名称と価格。国内盤の名称がインフレなので余計にややこしい!勝手に名称変更するなと言いたい。>ユニバーサル
  1. Standard Edition(通常盤。2200円)
  2. Special Edition(デラックス・エディション。4500円)
  3. Deluxe Edition(スーパー・デラックス・エディション。12000円)
  4. Vinyl Edition (日本盤無し)
  5. ダウンロード版(日本の公式は無し)
1 は、ボーナストラック無しのオリジナル通りの全9曲。1枚モノのCDで1年間の生産限定とのこと。
2 は輸入盤と国内盤で名称が違っていてややこしいのですが、2CD+1DVDの限定盤。
24ページのブックレットも付属。日本盤はSHM-CDでDVDには字幕付。
3 は、3CD+1DVD+デジタルという構成の限定盤。
1999年の25周年記念盤のボーナスディスク(に5トラック追加したもの)が付いて、約120ページのブックレットに255mm x 315mmというケース入り。さらに封入されているダウンロードコードを用いて2枚のCDに入っている18曲を24bit 96kHzハイレゾ音源を入手可能。
迷ったら一番高いの買っておけ、というところですけどさすがに高いです。

これだけでも悩むのに、これにアナログ盤とハイレゾ音源が加わります。

4 のVinyl Edition はアナログの2枚組+DRMフリー320kbps MP3という構成。
内容は上記2と同じ構成で、オリジナル+ボーナスディスクという構成。180gの盤でオリジナル盤発売時に添付されていたポスターも入っているというもの。CDを買わなくても良いようにMP3ではあるけど18曲すべてをダウンロード可能というのはうれしい点。

5 のダウンロード販売のものはこれだけでまた多いので項目を分けます。

5-1. Standard Edition -  $8.99
5-2. Special Edition -  $14.99
5-3. Deluxe Edition -  $29.99
5-4. High Resolution 24bit 96kHz

5-1と5-2は上で出てきたDRMフリーの320kbpsのMP3ファイル。5-1は9曲、5-2は18曲+ Bonus Videoという違い。
5-3は5-2と同じ楽曲でファイルフォーマットがMP3の他、FLAC, Apple Losslessであることと、18曲のHigh Resolution Audio(WAV形式)も付いてきます。

それに加えて High Resolution Digital Audio版もありまして、曲数は全18曲。オーディオが Source Audio & MP3でExpanded Booklet付。

すでに話題のパッケージ無しでの販売。24bit 96kHzのハイレゾ音源で、上記オフィシャルサイトで「購入」すると1979年のライブ音源2曲がおまけで付いてきます。(おまけはMP3形式)


6-1. Limited and Unlimited $35.99
6-2. High Resolution Digital Audio - Limited $19.99
6-3. High Resolution Digital Audio - Unlimited $19.99

6-1は、6-2 + 6-3 です。オーディオが Source Audio & MP3でExpanded Booklet付。
6-1は、オフィシャルだとSource AudioかMP3を選択できます。(価格は一緒)


前者がコンプレッサーを使用しないもので、後者が(若干)コンプレッサーを用いたものという理解でいいのかな。

HDtracks でも販売されています。こちらはわかりやすく2つの仕様。
Non-Compressed Version と Compressed Versionの2種類。


Sasakiさんはハイレゾ音源にしたんですね。
Band on the Run (96/24) - ポールマッカートニーとウイングス

で、私ですが将来性を考えてアナログにしようかなと思ってます。
後追い世代なんでアナログ盤持ってなかったはずだし。


関連
The Loudness War と Flat Transfer(リマスタリングCDについて思うこと)
Loudness War : "(Just Like) Starting Over" で比較




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