大トリの松田聖子が歌った「赤いスイートピー」は「タメ」を作ったわざとらしい歌唱でがっかりしました。
よく演歌だったりカラオケだったりで「タメ」を作って歌う人がいますけど、もともとそれがあまり好きじゃないってのもありますが、曲を破壊するようなタメは無益だと思っています。
楽曲の詞、曲ともにすばらしいのに(松本隆作詞、松任谷由実作曲なんだもの)、今回の紅白での歌唱ではそれが伝わらない歌い方だったなと思います。
最初はイヤー・モニターをしていないから演奏と歌唱が合っていないのかと(放送事故かと)思ったんだけど、最初の2フレーズ目から最後までタメを作った歌唱のままでした。
「大物気分」だったのか、当時の歌唱ができなくなっているのかわかりませんが、残念でした。(その点、近藤真彦はあの調子でしたんで違和感無し)
過去曲を歌った中では石川さゆりがさすがでした。
「上野発の夜行列車」も「連絡線」も無くなってしまいましたが、この歌はずーっと残るでしょうね。
今年の紅白とは関係ないけど、細川たかしが出ていたので、彼の代表曲の一つである「矢切の渡し」についてちょっとだけ。
こちらが細川たかしの若い頃の歌唱。
オリジナルのちあきなおみの歌唱。
シングル盤での歌唱はこちら。
私としては、圧倒的にちあきなおみのオリジナルバージョンがずっと上に思えます。
(Wikipediaの記述でもそんな感じになってますけどもね)
一本調子の細川バージョンと比べるのは酷だと思うけど、ちあきなおみさんにはカムバックしてもらいたいものです。(タンスにゴンのCMで去ってしまうのはあまりにも残念)
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