2014年7月6日

ことば - 「脱法」(違法でも合法でもなく、脱法)

脱法」という言葉をよく耳にします。
脱法ハーブ」、「脱法ドラッグ」などなど。
「違法」じゃないから「合法」のはずなんだけど「すれすれ」だからなのか、「合法」とするとまずいという解釈の問題なのか「脱法」という位置づけのようです。

違法なものじゃない(合法とされる)「脱法ハーブ」や「脱法ドラッグ」が安全かと言えばそれは別の話。
ちょいと考えればわかると思うんだけど、違法薬物じゃないからセーフ(取締りの対象外)→「安全なもの」という誤解が生まれているように思います。

よく引き合いに出されるのが、大麻
「大麻が原因で死んだ人はいないけど、脱法ドラッグで死んだ人はたくさんいる」なんて感じで、大麻そのものの副作用で死ぬことはないけど、脱法ドラッグで亡くなる人は大勢いると。こう書くと大麻開放主義者みたいに思われちゃいますが、そうじゃありません。あくまでも喩えですよ。

化学式をちょいといじれば違法→脱法(合法)になるという、リスト式の対応(違法薬物を列記して対処する方法)じゃイタチごっこになるのは目に見えているんですけど。

日本人の好きなヒロポンこと覚醒剤(なんでこうも覚醒したいんでしょ。日本人由来の薬物だから?私だったらそこまでして覚醒したくないなぁ)がいつまでたっても無くならない、脱法系が「違法じゃないから」って理由で大麻やら覚醒剤への入口になってしまっているってのが現状かと。
違法じゃない、悪いことじゃないという気軽な気持ちでスタートして、どんどん嵌まっていくというのがよくあるパターンなんでしょう。
普通に生活していれば、脱法ハーブや脱法ドラッグにお目に掛かることなんてないわけですんで。(こんな自販機がいまもあるとすればお目に掛かる機会があるかもしれないけども)

そんなわけで、名称変更したいというのが国の方針。

MSN産経ニュース
「脱法ドラッグ」に代わる新名称募集へ 「危険な薬物との意味込めたい」厚労相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140704/crm14070412250002-n1.htm

厚生労働省と警察庁は4日、「脱法ドラッグ」に代わる新しい呼称の募集を始めると発表した。「危険な薬物であるという意味合いの呼称を募集したい」
 新名称は(1)危険性の高い薬物と理解できる(2)幅広い世代が理解できる(3)危険性について誤解を与える「ハーブ」という呼称は原則として使用しない(4)公序良俗に反しない表現-が条件。呼称の見直しに反対する人からの「脱法ドラッグ」という用語に関する意見も受け付ける。
これって以前「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」の新名称を募集してたけど、その後どうなったんだかわからない状態(ってことは定着してないってことですよね)なので、どんなもんなんでしょ。注意喚起という意味では話題になればそれだけで十分なのかもしれないけど。
(オレオレ詐欺に関しては小田嶋隆さんの「絆詐欺」(きづなさぎ)というのが一番しっくりきますけどね)

#それにしてもこれを書くのに普通にGoogleで検索するだけで販売店がどんどん表示されてて、「脱法系」の難しさがよーくわかりました。

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