2014年3月25日

Windows XPのサポート終了 - Microsoftは「今」本気出すべきだと思うんだけど

4月9日の Windows XP(と Office 2003) のサポート終了が近付いてきてますが、当ブログへのアクセスでも Windows XP な方々が現在も8%強と、まだまだ Windows XP が使われているのが実際のところ。

Microsoftもいろいろなところで告知をするようにしているようです。

Microsoft - Windows XP、Office 2003 サポート終了の重要なお知らせ
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos.aspx


個人向けのお知らせ
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos/consumer/default.aspx



PC Watch - 3月9日からWindows XPでサポート終了を知らせるダイアログが表示 ~無料移行ツールも提供
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140303_637843.html
 米Microsoftは3月3日(現地時間)、Windows XPでサポート終了を知らせるダイアログボックスを表示させると発表した。
とはいえ、このタイミングですからね。
地上波アナログ放送の停波(地デジへの移行)を連想してしまいますが、テレビは買い替えればそれでOKだけど、PCの場合はそう簡単じゃないというのは、PCの買い替え時に移行で苦労した経験がある人にはわかっていること。(テレビ放送の場合も実際はUHFのアンテナが無ければ設置したり、方角を変えたりとかがあるけど)

PC Watch - マイクロソフト、XP移行のための無料データ引っ越しツールを提供開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20140324_640907.html
 日本マイクロソフト株式会社は24日、3月3日(米国時間)に発表した無料利用が可能なWindows XPからの移行ツール「ファイナルパソコンデータ引越しeXPress」のダウンロード提供を開始した。
で、その移行ツールというものが、Windows XPからWindows 8のものはあったけど、Windows XPからWindows 8.1へのものが提供されていなかったというのが上記のニュース記事。ええっ、そんなレベルなの?と思ってしまいますよ、ほんと。(もちろんMicrosoftに対して)

Microsoftとしては、厄介なWindows XPのサポートから開放されたい、XP移行にWindows Vista, Windows 7, Windows 8 と出してきたのにいい加減もう・・・という気持ちなんでしょう。

実際、Microsoftは Windows 8 への移行促進のためのキャンペーンを実施していました。(過去形)

PC Watch - 日本マイクロソフト、Windows 8 Proへのアップグレードを3,300円でダウンロード提供
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121026_568872.html
提供時期:2012年10月26日~2013年1月31日 
価格:3,300円 
 日本マイクロソフト株式会社は、2012年10月26日から2013年1月31日までの間、Windows 8 Proへのアップグレード版を3,300円でダウンロード提供を行なう。1ユーザーあたり3ライセンスまで購入できる。
 アップグレード用のパッケージ版は既に6,090円で発売されているが、今回発売に合わせてより廉価なダウンロード版が提供される。アップグレードの対象OSはWindows XP/Vista/7。
このキャンペーン、本来であれば、今このタイミングでやるべきだったんじゃないんですかね?

PC Watch - Windows 8 Proアップグレード版の価格が2月より3,300円から27,090円に ~新たにWindows 8アップグレード版を提供開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20130121_584294.html
 日本マイクロソフト株式会社は21日、Windows 8 Proアップグレード版の優待価格での販売を予定通り1月31日で終了するとともに、2月1日より新たにWindows 8アップグレード版の提供を開始すると発表した。
 当初よりこの優待販売は1月いっぱいまでの予定だったが、このたび2月からの参考価格が27,090円(パッケージ製品、ダウンロード製品とも)となることが発表された。また、新たにWindows 8(無印)のアップグレード版が提供されることとなった。価格は14,490円(同)
このお買い得だったキャンペーンは、Windows 8 のリリースに合わせたキャンペーンであって、「XP根絶のため」じゃないってことは重々承知しています。
でもさ、1ユーザあたり3ライセンスまで格安販売するという状態だったわけですよ。

現状でも、Windows XP が法人でも個人でもまだまだ使われているような状態を知っていながら、「あと何日」と急かすだけ。

今になって移行ツールリリースするぐらいだから、移行して欲しい利用者が存在するってことを把握しているわけでもあるわけで、そういう状態を認識していながら、Windows XP じゃ危険ですよ、Windows 7やWindows 8.1に置き換えてください(ただし格安の優待販売はしないけどね)。というのはあんまりかと。

Microsoftは、Windows XPのサポート終了を好機と捉え、強気でキャンペーンを打っていくべき、本気出すべきだと思うんですよ。


移行する機会はいくらでもあったのに、Windows XPを使い続けてた方が悪いとも言えるけど、実際の話、Windows系、PC系のニュース記事をよく読んでる人には以前からわかってた話だけど、そうじゃない層(自分のPCのOSが何かわかってない層)にとっては、そりゃないよという話。(去年の今頃になって一般報道で騒ぎになったのをご記憶では?)

で、この「そうじゃない層」って、ライトユーザだから、別にPCのOSが「WIndowsじゃなくてもいい」わけで、WindowsXPが動いてるPCにいきなりLinuxじゃ難しそうだから、Googleの世界へようこそ!てな感じのChromeOSを入れてみたり(Androidユーザならこの選択肢はアリだと思いますよ)、トータルで比較的安価なMacにしてみる(買い替える)人もいるだろうし(iOSとは使い勝手は違うけど、iOSでApple製品を知った人からすれば似たような印象を持つのかも)、そこまで行かなくても、Web中心であれば、いっそPCを捨て、スマートフォンやタブレット(ともにWindowsOSの比率が極端に少ない!)に置き換えられて Microsoft ブランドのOSとお別れするってことになるんじゃないですかね?(PCを見限る人が多い予感)

そんなわけで、今からでもいいから、再び優待価格での販売をした上で、Windows XPからの移行を促すべきだと思いますけど。
(じゃないとそれでなくても後ろからスマートフォン、タブレットが追い上げてるし、まだまだ不透明だけど安価な ChromeOS搭載の Chrome Book なども化けるかもしれませんよ)

#Microsoftが手堅い商売のできる法人向け、コアなWindowsユーザにターゲットを絞り、ふるいに掛けているようにしか思えないんですよねぇ。

#追記:いきなりLinuxってのはレアだろうから、ChromeOSに修正。VMware FusionでChromeOSを動かしてみた感じは上に書いた通り、Googleの世界そのもの。Webメイン、SNS程度であればこの選択肢は悪くないと思う次第。

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