2012年6月30日

ヘッドフォン SONY MDR-CD780

ソニーの旧製品、MDR-CD780というヘッドフォン、久々に出してきてイヤパッドを外して洗ってみました。


肉厚たっぷりのイヤパッドは布のカバーと中に中央部がくり抜かれた低反発素材のウレタンフォームで構成されています。(布はジャージ素材なので毛羽立ってきます)
久々に分解したので中のウレタンが加水分解してるかもと思いましたが、まだその兆候は見られず一安心。



一応「密閉型」のヘッドフォンだそうですが、半開放という感じのもので音漏れは結構大きめ。
ケーブルの脱着が可能で別売りでボリューム付きや長さの違う高品質なものに交換できるようになってますが、私のは純正装着のもの。それでもLC-OFCのリッツ線だそうですから、さすが1万円overだったモデルという感じですかね。


音はSONYの大好きなドンシャリ。私も好きなんですけどね。
MDR-XBシリーズのようなドンではなくバランスが良くて70年代のR&Bなんかに合いますね。
80年代のRockだと低音が薄めのものが多いんであんまり相性は良くない感じ。
久々に使ってみたけど合う・合わないの印象は変わらないものだなと。

MDR-CD780の仕様などはこちらが詳しいです。
http://20cheaddatebase.web.fc2.com/SONY/MDR-CD780.html

キングジム ポメラ(pomera) DM10を買ってみた

キングジムのポメラを中古で買ってみました。
DM10というベーシックなモデル。




オレンジのカバーがなかなかよいです。(黒だと鞄の中で探しにくいんですよね。利用中はオレンジのカバーが見えないんであんまり意味が無い気もしますが・・・)



で、ポメラなんですが以前から欲しいなとは思ってました。発売当初から店頭に並んだポメラをいじってみて良さそうだなと思うんですが、購入動機を考えると衝動買いしてしまえるほどの金額でも無いし、微妙と言えば微妙。
仕事で議事メモ作成に便利だろなと思うことはあったけどそういう仕事をしてるわけじゃないし、そもそもそういう理由であれば会社備品として買ってもらうべきものだしと躊躇。

で、たまたま中古で安かったって理由だけで買ってきた次第。
(何に使えるのか、自分がどう使うのかは買ってから考えるパターン)

キングジムの製品情報を見たら、ファームウェアの更新ができるようだったので早速実施。Macじゃ動かないexe形式のファイルでしたが、圧縮ファイルだという読みの通り、StuffltExpanderで「解凍」できました。(binファイルが出てきた)

無事にファームウェアを最新のVer1.3.0に更新できました。
(マイクロSDの対応容量でつまづいたりしましたが。4GBは認識せず、探しまくって出てきた2GBのものが使えました)

入力はATOKなので漢字変換でおいおいというものは出ません。予測変換や校正(自動補正)は無いのですが、変換速度が高速なのでなかなか良いですね。
eneloopは漢字登録されているけど、キングジムは登録されてない(一度変換したら学習する)とか、なかなかクセのある辞書のようですが、使っていくうちに慣れてくれるかなと思います。

と、ここまでポメラで入力したもの。(写真は別です)

MacOSでも外部ストレージとして認識するので、内蔵メモリとマイクロSDカードをマウントできました。保存したファイルはテキスト形式(拡張子txt)なんで、メモ帳で開いてBlog編集画面に貼り付けただけ。
Blogの文章を書くのにちょうどいいかなと思ったんですが、リンクを貼ったりする作業、書くときに調べ物をするんでやっぱり併用しないと駄目ですね。

安かった理由はキーボードの黄ばみ。気になる人は気にするんでしょうが、私は気にしない派。


入力機器はキーボードしかありません。
ポメラを使っていると無意識で指がポインティングデバイスを探してしまいます。
オートマチックのクルマを久々に運転したときの左手、左脚という感じ。
慣れれば問題ないレベルかと。
Ctrl+c, Ctrl+x, Ctrl+v の基本的なショートカットキーが使えるんで助かります。


メニューはキーボード左手前にあって、各種設定ができるようになっています。
漢字変換のキーアサインの変更や画面の文字サイズの変更なんかもここから。

新品でも価格はずいぶん下がってますね。(そのおかげで中古が安くなってるわけですね)
6000円未満になっているので欲しいかも度が高まったら買ってみるのも良いかもと。

参考
ITmedia +D PC USER
がっかりしないために:ポメラについて知っておくべき、いくつかのこと(前編)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0811/21/news050.html
つきあう前に:ポメラについて知っておくべき、いくつかのこと(中編)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0811/27/news029.html
もっと好きになるために:ポメラについて知っておくべき、いくつかのこと(後編)
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0811/28/news039.html



製品情報

仕様
  • 品番 DM10
  • 価格 税込価格¥27,300<本体価格¥26,000>
  • キーボード 折りたたみ式、JIS配列キーボード、キーピッチ約17mm
  • 本体メモリ 入力可能文字の総数 約48,000文字。但し、1ファイルあたりの文字数の上限は全角約8,000文字
  • ファイル形式 テキスト(.txt)
  • LCDパネル 4インチTFTモノクロLCD、VGA(640×480ドット)
  • インターフェイス USB接続(A-ミニBタイプ/50cm)
  • メモリーカードスロット microSD(最大容量2GB) ※microSDHCは非対応
  • microSDメモリーカード動作確認一覧表
  • 電源 単4アルカリ乾電池×2(別売)
  • 電池寿命 約20時間※1
  • バックアップ電池 コイン型リチウム電池(CR2032×1個) 電池寿命約60時間※2
  • 寸法(mm) 約 W145×D100×H30(折りたたみ時)
  • 約 W250×D100(使用時)
  • 質量 約340g(乾電池別)

2012年6月28日

Perfume - "JPN" が900円

日本のミュージシャンの輸入盤CD、いまでもYellow Magic Orchestra(YMO)や少年ナイフ(Shonen Knife)とかAmazon.co.jpなどで輸入盤を購入することができていましたが、「還流防止対象」外のUS盤だったりしたもんですが、WOW HDではパフュームの最新作 "JPN" が900円で販売されています。

http://www.wowhd.jp/CD/perfume-jpn/dp/29166197#bc=61ca




パフュームのCDって還流防止対象じゃないんですかね。
すでに国内盤を購入してるので買いませんけど安いよなぁと思います。
買わない宣言してた由紀さおりとピンクマティーニの "1969" も輸入盤がお得
パフィー(Puffy)はUSリリース盤と国内盤では内容が違うんで両方揃えてます。
少年ナイフは日本盤と輸入盤がバラバラ。
そんなCDライブラリになってます。

関連
著作権法 - 音楽ソフトの「還流防止措置」とは
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_24.html
日本盤よりお得なYMOのアルバム(初期2枚)

WOW HDに"Feedback"してみたけれど

WOW HDでのCD購入、相変わらず続いてます。モノによってはAmazon.co.jpの方が安いので見比べながらという感じです。
Amazon.co.jpで買う頻度が下がったのは「輸入盤2枚買ったら10%OFF」が終了した影響が大きいかも。

WOW HDの注文が済んだときなどにあなたのフィードバックを待ってるよというメッセージが出たんで「日本語でのサポートを充実してね」というフィードバックを英文にして送ったんですが、さすがWOW HDだけあって返信ももちろん英文でした。

WOW HDのトップページ右下にある"Give Feedback"でも同じです。

http://www.wowhd.jp/



先日の15%オフのセールは訳のわからない名称じゃなくって「ヤバイ値引き」とちゃんと日本語になっていたんでこれは期待できるのか?と思ったけどやっぱり中は昔のままのようです。




セールは毎週金曜が恒例なのかと思っていたら6/25の月曜日にこのメールが届いてたまには曜日変更があるのかと。
15%オフだとさすがに買う枚数もついつい増えてしまって散財。
以前はセール終了が曖昧だったんですが、最近のセールは今晩終了=0:00には終了という厳密な運用がなされているので当日届くメールを見逃したりすることも多々。

WOW HDから届くCDはアルゼンチン製造が多いので敬遠している方も多いかもしれませんが、CDジャケットにホログラムのシールが貼ってあること以外は問題ないかと。(このシールが困るんだけど・・・)

アルゼンチンでは国内産業の育成のため輸入を減らし自国生産する政策を取っているので安価なアルゼンチン盤がWOW HDで販売されているということのようです。(保護貿易ですね)

とはいえ、売れ筋以外はオーストラリアだったりEUだったりといろいろなのも実際のところ。
最近は立て続けに香港からのエアメールじゃなくてオーストラリアから届いて何かあったのかと思ったり。在庫のあるところから送る仕組みなんで香港以外、USから届くこともあります。

2012年6月24日

著作権法 - 音楽ソフトの「還流防止措置」とは

もう過去の話なんですが、今回の著作権法改正で「そういえば輸入CDの禁止みたいなのあったよね」と思っている人も結構いるようなんで、まとめです。
衆議院の池坊議員(公明党)が今回の著作権法改正時の審議で「過去に海外からの海賊版云々」と勘違いして発言してるのもこれ。(海賊版じゃないですよ)


文化庁 - 平成16年通常国会 著作権法改正(音楽レコードの還流防止措置)について


上記文化庁の説明から




AV Watch - HMVとタワーレコードが洋楽輸入盤CDに関する共同声明を発表
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040608/handt.htm

AV Watch - RIAJ、還流CDの識別用に表示ガイドラインを策定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041207/riaj.htm

日本レコード協会 - 音楽レコードの還流防止措置
http://www.riaj.or.jp/all_info/return/index.html

財務省関税局税関 - 知的財産権ホームページ/差止申立て 受付・受理済一覧
http://www.customs.go.jp/mizugiwa/chiteki/pages/f_001.htm

立法時の議案
衆議院
平成16年通常国会 著作権法改正(音楽レコードの還流防止措置)について

2012年6月23日

ポータブルCDチューナ Panasonic SL-PH7

うちで普段使っているCD再生機器です。
PanasonicのSL-PH7というモデルで、ラジオ(AMとFM)とCD再生のみという簡単なもの。



Panasonic製品紹介
http://ctlg.panasonic.jp/product/info.do?pg=04&hb=SL-PH7
http://panasonic.jp/support/product/audio/SL-PH7.html

1997年に発売されたモデルで、無印良品にもOEMしてたことがあるものです。
デザインは当時Panasonicで働いていた西堀晋さん。
Panasonicを辞め独立の家具デザイナーを経て、現在はAppleで働いてらっしゃるそうです。(独立してと家具デザイナーとしての西堀さんについては「デザインの現場」誌で見て知ってたという程度ですが)

Ejectを押すと前面のパネル全部が手前に傾いてCDを出し入れするようになっています。


CDとラジオだけという簡単なもので、リモコンはおろかCDのリピート再生なんかも省略されたものです。トーンコントロールは2種類(高音の強弱のみ)、3.5mmのステレオヘッドフォン端子が付いてるという程度のもの。内蔵スピーカは8cmのフルレンジです。

余計な機能が無いんで気楽に使えるというのも良いところ。
ACアダプタは使わず、ACケーブル(メガネ式)をつなぐだけでCDを再生できるんで、上の写真のように料理をするときとかに部屋から持ち出して使ってます。
(今日は餃子を作っていたので台所で活躍しました)

基本的に電池の液漏れさえしなければ長持ちする製品だなと思ってます。
電源スイッチを兼ねるスライド式のファンクションスイッチがネックで、このスイッチが接触不良を起こすとCDを再生しても左しか鳴らない、右が弱いということが発生します。
電源を抜いてスイッチを左右に往復を繰り返せば直るんでたまにガチャガチャやってます。


仕様は取説より。


音は欲張ったものを期待していない分、素直な音で部屋でBGMを鳴らすにはちょうど良い感じ。
低域もすっきり落ちているんで疲れない音になってます。(ボーカルものだと心地よいです)

すでに生産終了から結構経ってますが、無印良品でのOEMモデルを含め、結構高い値段で流通しているようですね。(販売当時に店頭で現品限りで安く買ったものです)
デザインを含めて7000円も出すか?と言われたら悩むとこですが、代替するような機能、デザインのCD再生機があんまり無いのが現状ですからね。人気があるというのもわかるように思います。

後継になるかわかりませんが、現行モデルだとRX-D45というのが出てますね。
SONYからはCDラジオとしてZS-S10CPというモデルが出ていますがACアダプタ式なのは面倒かと
(訂正:ZA-S10CPはACアダプタ式ではありませんでした。
SONYだとCFD-E501がACケーブルを挿すだけなので便利かと。(カセット付きですが)

SONY製品、Panasonic製品含め、このへんの需要ってまだまだ結構あると思うのですけど、随分と整理されちゃいましたね。



著作権法改正 -「お持ち帰りCD」記事で思うメディア評論家の鈍感さ

著作権法改正、「違法ダウンロードの刑罰化」が成立し、あとは施行されるのを待つって状態ですが、メディアでもいろいろ取り上げられているようです。

「刑罰化」については衆議院でが自民・公明から出された改正案がろくな審議がなく通過、参議院では文教科学委員会で参考人の意見を聞いたという形にはなったものの、委員会での採決前に委員の「入れ替え」があって全会一致、参議院本会議でも与党からは造反1名のみという残念な結果で成立となりました。

そういう状況なので、どこまでという線引きも弁護士の方によって解釈が異なったりしているのが現状かと。刑事罰化によって「恣意的な取締り」で当局によって「プライバシーの塊であるPC」没収も容易になることを危惧している方が多いように思います。

そんな週末なわけですが、著作物を扱う評論家(著作物を執筆、出版する側でもありますが)の「脳天気」な記事も出てます。

日経トレンディネット
連載:麻倉怜士の“家電大国”日本に喝!
2012年06月22日
麻倉怜士が喝! 「お持ち帰りCD」の成功が導く音楽産業の新たな道
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20120619/1041568/?P=1
 今回は全世界的にCDをはじめとするパッケージメディアが退潮傾向にある中で、元気のある新しい取り組みについて紹介しましょう。

 最近驚いたのは、「お持ち帰りCD」という新たなCDパッケージの取り組みです。
 2012年1月に東京の3会場で奥田民生さんがライブイベントを開催しました。NHKホール 2公演、府中の森芸術劇場で1公演、渋谷公会堂で1公演の計4公演です。ここで「お持ち帰りCD」という、ライブ演奏がそのまま入っているCDを発売したら瞬時に完売したというのです。
結論から書くと、
  • パッケージメディアでもこんな風に〜という紹介だけ
  • 「著作権法改正」には一切触れられていない
  • というか、ライブ会場でのライブ音源販売なのに、記事では権利関係のことは一切書いて無い
こんな取り組みあるんだよ!すごいでしょ!今後の展開に期待だね!という紹介、賛美だけ。(感想文レベル)
『デジタルメディア評論家、日本画質学会副会長、津田塾大学講師(音楽)』とのことですが、デジタルメディアの評論をして下さいよという話。


詳しい人であれば(というかライブ好きの人であれば)「そんなの前からあるじゃん」という話です。
EMIミュージック・ジャパンのプレスリリースが見つからなかったので、PR TIMESから。

EMI ROCKS:日本のライヴ・フェスで初!ライヴの興奮をそのまま持ち帰る、海外で話題の“お持ち帰りライヴCD”会場限定発売
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000159.000000664.html
EMI ミュージック・ジャパンでは、2010年11月6日(土)に会社設立50周年を記念して開催する自社主催のロックイベント「EMI ROCKS」(会場:さいたまスーパーアリーナ)で、究極の会場限定記念グッズ「EMI ROCKSオフィシャル記念ライヴCD」を発売します。
このCDは、全参加アーティスト(11組)のライヴ演奏から各1曲をセレクト、演奏順に収録したコンピレーションCDで、当日、会場で枚数限定で発売。この日のライヴはCD・配信での発売予定がないため、究極の記念グッズとなりそうです。
このシステムは、当社の親会社であるEMIグループがワールドワイドで展開している「Abbey Road Live Here Now」。日本では、今回が初めてのトライアルで、ライヴ・フェスに出演した複数のアーティストの楽曲をアルバムに収録し、当日終演後に発売することは日本初ともいえる試みです。なお、「EMI ROCKS」は、公演チケット19,000枚が即日完売、当日券の発売はございません。
報道媒体各位
2010年10月19日
㈱EMIミュージック・ジャパン

インディーズや独自の取り組みとしてはそれ以前からあったと思いますが、EMIミュージックの仕組みが導入されたのは2010年の話。
EMIのプレスリリースでは書かれていませんが、記事にもあるように実際に運営しているのはこの会社のようです。

D.&A.MUSIC お持ち帰りCD(LIVE CD/DVD)
http://recording.co.jp/live/index.html
専用デュプリケーションルームが、LIVE会場に出張致します。LIVE音源をLIVE終了後すぐに配布できます。
実績
ケース1<イベント>さいたまスーパーアリーナ
各アーティスト1曲収録 全12曲入り
→3,400枚完売

Phile-web 奥田民生さんのライブで大反響 - 『お持ち帰りCD』の魅力とは? (1/3)
http://www.phileweb.com/interview/article/201204/17/135.html
1月に東京の3つの会場(4公演)で開催された奥田民生さんのライブで、当日の感動をその場でパッケージにして持ち帰れる「お持ち帰りCD」が販売され、大きな反響を集めた。既存のCDパッケージとはまったく違った音楽の楽しみ方を実現するもので、新たなビジネスチャンスの拡がりも期待されている。
Phile-webの記事が先で4月に掲載されたものです。日経トレンディネットの連載記事と同じ写真が使われてるし、この記事の焼き直しをしただけのような気もしてきます。

日経トレンディネットの麻倉怜士氏の記事に欠けているものは、本来評論家が行うべき評論という視点が抜けていること。
  • 「CDが売れない時代」にあって、ミュージシャンにとってコンサート、ライブでの収益は大きいものがある
  • コンサート、ライブで行われる物販の収益は特に大きい(音楽業界全体としての市場規模は大きくなっていると言われる由縁。)
  • 会場での物販は以前からやられてるし、物販こそがミュージシャンの収益になってしまっているというのが現状(全てのミュージシャンとは言いませんが)
  • そもそも、CD(=記録物)を売っても儲からないのはなぜか?
こういう視点が無いまま、『オークションでは5万円前後』『その値段でも買う人がいるということです。』と書かれても困ります。
オークションでの高価格での流通はミュージシャンにはうれしい話ではないんでは?(ミュージシャンの収入にはなりませんから)CDを落札、複製後に今度は出品というケースだってあるはずですし。

それにしても「権利関係の話」が一切無いのはどうしたことかと。
「奥田民生」だからできたという話じゃないのかなと。(コントロールの効く「大御所」かインディーズの方じゃないとできないのでは?「所属レコード会社」にはうまみが無い話ですからね)

ややこしい権利関係をどう解決したのかというところ。(他人の楽曲を演奏した場合はどうするんだろうとか思うのは私だけ?)

海外だと〜という話は書いてあるけどなぜ日本じゃそれができないのかという視点が無いこと。ライブでの写真撮影を日本でできないのは何故?という発想が無いわけです。(あとで写真をという特典にすればとか書いてますが・・・)


同じ22日にAV Watchに掲載された本田雅一さんの記事は読み応えがありました。過去から今、今後の方向性を考えさせる内容になっています。

AV Watch【本田雅一のAVTrends】ハリウッド映画スタジオに見る保護と開放のバランス
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20120622_541694.html
どうやら電子配信の時代、ライツロッカーで購入履歴を管理して“所有すること”について、どんな価値を提供できるのか? といった視点でビジネスを組み立てる時は、システムそのものに”売り方”の要素を盛り込まないとうまくいかないようだ。
過去から今、そして今後の方向性を考えさせる内容になっています。加えて、
 さらに日本に帰国してみると、私的違法ダウンロードの厳罰化論に混ざって、著作権保護技術を回避してのリッピングについても罰則を設けようという話がある。たとえば、著作権保護技術が施されたDVDをリッピングすることは、それ自身が罰則を伴う犯罪となる。著作権回避を行なうツールを開発しても、もちろんダメだ。
 厳罰化に関して僕は現時点では時期尚早と考えているが、著作権保護を回避することに関して、何らかの罰則はいずれ必要だろうとも感じている。しかし、同時に消費者、特にきちんとコンテンツに投資をしている人たちに対する還元も同時に行なわねばならない。
ホットな話題である著作権法改正についての考えが書いてあります。

#こういうときに元麻布春男さんだったらどういう記事を書いてたんだろうって思います。

デジタルメディア評論家が全然デジタルメディアに関わる著作権法改正に触れず、出てきた記事は感想文のようなもの。これって実は根深い問題だよなと思います。

CNET Japan クロサカタツヤの情報通信インサイト
ぼくらの七日間戦争
http://japan.cnet.com/blog/kurosaka/2012/06/21/entry_30022323/
著作権法改正が通ってしまった。しかも驚くほどあっさりと。ミスター金髪が国会まで出かけていって、慶大准教授と紹介されていた岸さんのことを「エイベックスの取締役」と名指ししてくれたのに、全然あかんかった。
津田さんたちが反対の活動をしていたのは知っているんだけど、今回はまったく歯が立たないというか、そもそも勝負にすらなっていない印象が強かった。正直、前回の「違法化」の時の方が、まだ一応、カタチにはなっていたような気がする。
この記事では、なんで利用者側はお手上げだったのかということが考察されています。章見出しだけ引用すると、
1)反対者が誰だかよく分からない
2)産業同士のガチファイトに持ち込めていない
3)きれいな戦い方しかできていない

つまりは今回の法改正推進者に対抗するような環境が無いってこと。
津田大介氏が国会に参考人として出席し、意見を述べても議員は動かなかった。

記事にも書かれていますが、20年前だったら機器メーカーが圧力になっていたけど、いまは何も無いということです。

本来はミュージシャンの側からの反応があってもよさそうな話ですけど、「みんなの大好きな教授」も今回は反応無し。(PSE問題のときは率先して反対していたんですが)
ミュージシャンとしてはどうせCDが売れても儲かるのは自分たちじゃないということなのかと。
(それより物販で〜という話に戻るわけです)

2012年6月20日

著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる

法案成立を受けてのエントリでは書きたいことを書き殴った感があるので、ちょっと冷静に数字の話。

前回のエントリから

レコード協会(委員会では岸氏)の言う「1998年をピークに減少」した理由って違法ダウンロードとイコールではないわけです。
逆に1998年までが「音楽バブル」だっただけの話。
日本の音楽市場だけが1998年まで右肩上がりだったことはすごいね、ということです。
Wikipedia 1997年の音楽
  • 8cmシングルが徐々に減り、マキシシングルの時代に
  • 国内オーディオレコード(CD・オーディオテープを含む)の総生産実績は、4億8070万枚に達し、この年がピークであった。また、この年から2000年にかけて大物バンドの解散、活動休止が相次いで行われた。
国内で言えば、1997年4月から消費増税(3%から5%へ)、1997年末に山一証券の経営破綻もありました。それ以前からの「バブル崩壊」を考えれば、1998年までよく売れたもんだという風に考えないものなんですかね。
世界的には、1997年に「アジア金融危機」、1990年後半には「ITバブル」とその「崩壊」もあったわけですよ。そしてゼロ年代には「リーマンショック」も。
お金を出す部分で言えば、日本での携帯電話の急速な普及時期とも時期が重複しますし、プレイステーションの国内1000万台達成が1997年末の出来事というのも重複します。
他にも1996年11月にDVDの商用化がスタートというメディアが登場し、2000年発売のプレイステーション2でDVDを再生するということが普及していった頃。
国内市場で言えば、少子化と言われて久しいわけですし、それまでよく売れたもんだと考えるべき。
ゼロ年代にはレコード業界自らが「コピーコントロールCD」という『再生機器を壊すかもしれませんが・・・というCDもどき』を販売するようになりというのは記憶に新しいところではないでしょうか。
この部分「見える化」してみました。


データは日本レコード協会の統計から。

音楽ソフト種類別生産数量の推移
http://www.riaj.or.jp/data/quantity/index.html
音楽ソフト種類別生産金額の推移
金額の値は、「1969年から税込生産者販売価格、89年からは消費税抜き価格」となっています。

物価が入って無いとイマイチわかりにくいかと思ったので、消費者物価指数を追加したのがこのグラフ。緑の線が消費者物価指数です。(2軸グラフにしてます)



消費者物価指数は、日銀のデータから。

日本銀行 昭和40年の1万円を、今のお金に換算するとどの位になりますか?
http://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/history/11100021.htm/

ここの「消費者が購入する際の商品およびサービスの価格(東京都区部)持家の帰属家賃を除く総合」を用いてます。

さすがに昭和30年代など高度成長期以前のデータがあるとわかりにくいので、オイルショック以降の1974年から2011年のグラフにしてみました。


さてこれでと思ったら、「私的録音補償金額」の推移を入れると面白いとの指摘があったのでやってみました。
黄色のグラフが「私的録音補償金額」です。管理団体がデータを公開していないので、文科省のデータを用いてます。(平成5年〜平成15年)




文部科学省 文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第3回)議事録[資料2-2]参考資料1
私的録音補償金額の推移
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/013/05050301/005/006.htm

機器補償金額と記録媒体補償金額の「合計値」をプロットしています。


「バブル景気」の定義が難しいのですが、1985年のプラザ合意直後は円高不況でしたんで、1987年からとしました。それに日本レコード協会の言う「1998年」というピーク期間までを囲ってみました。


ちなみにCD>アナログ盤となったのもこの頃。(生産数量の逆転は1986年)

※追加グラフ:日本レコード協会のデータ+消費者物価指数+中学から大学までの在学者数




音楽ソフト種類別生産数量・生産金額の推移と消費者物価指数、中学から大学までの在学者を比較してみました。(中学校、高等学校、短期大学、中等教育学校、大学、専修学校、高等専門学校の合計)


2010年までのデータは文部科学省の学校基本調査から。


日本の特殊事情である「少子化」の影響は大いにあるんじゃないの?ということがわかるかと。

こうして見てみれば「音楽バブルが終わっただけ」だと思いませんか?

日本のバブル景気が終わってからも音楽の販売はバブルが続いていた。バブル期以前に戻っただけのように思うのですが。

関連
自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_16.html
「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_9801.html
続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html

続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り

私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」というエントリで書いた通りなんですが、参議院の文教科学委員会での審議を確認すると「罰則適用」がどうも曖昧。
そして、さきほど参議院本会議で可決されました。(賛成221、反対12)
今年の10月からという半年未満での施行となります。

INTERNET WATCH
10月1日からDVDリッピング違法化&違法DL刑罰化、著作権法改正案が可決・成立


衆院では「いきなりの自公提案内容」(罰則化)で可決されましたが、参議院では参考人招致をしての審議が6月19日に行われました。

参議院インターネット審議中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
2012年6月19日 文教科学委員会



INTERNET Watch - 私的違法ダウンロード刑罰化を含む著作権改正法、参議院で審議
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120619_541239.html
 衆院での可決を受けて行われた参議院の文教科学委員会では、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の岸博幸氏、日本弁護士連合会事務次長で弁護士の市毛由美子氏、日比谷パーク法律事務所代表弁護士の久保利英明氏、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)代表理事の津田大介氏の4人を参考人として招いた参考人質疑が行われた。
岸博幸氏は元経産官僚でエイベックス役員でもあった人だそうです。(権利者側の代弁者ですね)
市毛氏の所属する日弁連は以前のエントリでも書いたように罰則化には反対を表明しています。
久保英明氏は同じ弁護士でも企業弁護士で権利者側の意見を述べています。
利用者側としては津田大介氏が出席して意見を述べています。

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120619_541239.html
音楽CDの売上は1998年をピークに大幅に減少する一方、音楽ファイルの違法ダウンロードは正規音楽配信の推定10倍に上るとするデータを紹介し、業界の縮小は違法ダウンロードだけが原因ではないが、一因となっているのは間違いないと主張。ネットにおける違法ダウンロードは、リアルにおける万引きに相当する行為であり、刑罰化することが必要だと訴えた。
質疑では、「スリーストライク法」を導入したフランスでは違法ダウンロードは減少したようだが、音楽業界の収益は回復していないというデータもあるという指摘に対し、岸氏は「違法ダウンロード以外にも景気変動など様々な変数がある」として、厳密な効果の検証は困難だと答えた
記事引用でわかるかと思いますが、レコード協会(委員会では岸氏)の言う「1998年をピークに減少」した理由って違法ダウンロードとイコールではないわけです。

逆に1998年までが「音楽バブル」だっただけの話。
日本の音楽市場だけが1998年まで右肩上がりだったことはすごいね、ということです。

Wikipedia 1997年の音楽
  • 8cmシングルが徐々に減り、マキシシングルの時代に
  • 国内オーディオレコード(CD・オーディオテープを含む)の総生産実績は、4億8070万枚に達し、この年がピークであった。また、この年から2000年にかけて大物バンドの解散、活動休止が相次いで行われた。

国内で言えば、1997年4月から消費増税(3%から5%へ)、1997年末に山一証券の経営破綻もありました。それ以前からの「バブル崩壊」を考えれば、1998年までよく売れたもんだという風に考えないものなんですかね。
世界的には、1997年に「アジア金融危機」、1990年後半には「ITバブル」とその「崩壊」もあったわけですよ。そしてゼロ年代には「リーマンショック」も。

お金を出す部分で言えば、日本での携帯電話の急速な普及時期とも時期が重複しますし、プレイステーションの国内1000万台達成が1997年末の出来事というのも重複します。

他にも1996年11月にDVDの商用化がスタートというメディアが登場し、2000年発売のプレイステーション2でDVDを再生するということが普及していった頃。

国内市場で言えば、少子化と言われて久しいわけですし、それまでよく売れたもんだと考えるべき。

ゼロ年代にはレコード業界自らが「コピーコントロールCD」という『再生機器を壊すかもしれませんが・・・というCDもどき』を販売するようになりというのは記憶に新しいところではないでしょうか。



参議院の文教科学委員会でのやりとりについては、委員の一人である森参院議員のBlogでバッサリと。

http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2012/06/post-151e.html
違法DL刑事罰化の参考人質疑。
エイベックス役員の岸博幸氏は、仏のスリーストライク法により違法DLが66%減少したことをあげ、DL刑事罰化でも生ぬるいと主張した。
しかし、違法DL が減少しても、却って音楽産業の収益が減少しているのではないかという私の指摘に対して、(音楽産業の収益増減について)は、前提条件の設定が難しいので分析は困難と。
その答弁に対して、違法DLが66%も減少しているのだから、前提条件はあっても、収益が目に見えて増加していないのはおかしいと指摘。
音楽産業の収益の減少は違法DLのせいではないと皮肉にも証明されている?

まず日本の音楽権利者は「1998年比」で言うのをやめるべき。
それよりずっと前はどうだったのかということを考えれば、適正な水準に戻ったとも言えるわけです。
そして、ミュージシャンが受け取る報酬が妥当なのかどうかも。

広義の音楽市場で見た場合、コンサート、ライブでの売上は上昇しているし、「フェス」のようなイベントも数多く行われるようになっています。(CDの売上推移だけ見ていたらわからないこと)


参議院での文教科学委員会での審議では、民主党の森参院の質問に、刑事罰化推進者である公明党の池坊衆院議員の答弁はちんぷんかんぷん。条文案の繰り返しでまともに回答できていないような状態。
また、同じく刑事罰化推進の自民党馳衆院議員の答弁にも不満が残るもの。
(MacOSでもSilverlightを入れれば委員会の内容を確認できるので2012年6月19日文教科学委員会をチェックしてみて下さい)

出席議員のBlogから。

民主党 森ゆうこ参議院議員のBlog(罰則化に反対の立場)
http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2012/06/post-151e.html
違法ダウンロード刑事罰化審議
違法ダウンロード刑事罰化の審議は酷いものだった。
修正案提案者の池坊衆議院議員がまさかの答弁拒否をしたのには驚いた。

今日の委員会で採決されて、午後の本会議で可決成立の見込み。
私は文部科学委員を半強制的に差し替えられたので、委員会で反対票を投じることはできなくなった。
自民党 馳浩衆議院議員のBlog(罰則化推進の立場)
http://www.incl.ne.jp/hase/schedule/s120619.htm
10時、参議院文教科学委員会開会。
著作権法改正案修正案のお経読み~質疑。
民主党の森ゆう子さんが、明確に修正案に反対を明言される。
どうも、警察の捜査が示威的に行われる疑いが拭い去れない、別件捜査に使われる・・・とのご指摘。
起訴された場合にどういう捜査をするかは、そこは刑事政策の話。
立法府がどこまで踏み込んでよいのかといえば、例示はできても具体的には言えない。
「繰り返し、広範囲で、知っていたという事実がメールのやり取りで明確な場合とか・・・」と、答弁せざるを得ない。
「平成21年の著作権法のころから、違法に配信された著作物であることを、知っていてダウンロードした行為は違法であると明確にしていた。むしろ、罰則化は遅すぎた。」と、答弁申し上げる。

違法は違法。
今回の修正案でも、
「著作権や著作隣接権を守るべき!」
「罰則ありきではない。国や地方自治体による啓発、青少年への教育、事業者による防止措置、運用上の配慮、施行1年後の見直し規定を入れており、罰則化が目的ではないことは明らか。」と、申し上げるも、森さんは聞く耳持たず。
見解の違い。
民主党内のご意見も受け入れて今回の修正案を取りまとめたのであり、よっぽどそのことを申し上げようかと思ったが、聞く耳を持たない人には、これ以上何を言っても、という状況。
明日の採決で、どういう投票行動をされるか、だ。
最後の一文、「明日の採決で」とありますが、6月20日に森ゆうこ議員は「文部科学委員を半強制的に差し替えられた」ので反対票を投じることができず「全会一致」で本会議に送られ、15:30からの本会議で採決となりました。


INTERNET Watchでの記事を時系列で

福井弁護士のネット著作権ここがポイント
著作権法改正でこう変わる――DVDリッピング規制、元・日本版フェアユース ただ今国会審議中
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/special/fukui/20120411_525463.html
DVDリッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案、衆議院で可決
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120615_540420.html
私的違法ダウンロード刑罰化を含む著作権改正法、参議院で審議
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120619_541239.html
“私的違法ダウンロード刑罰化”などの著作権法改正案、参議院の文教科学委員会で可決
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120620_541251.html
10月1日からDVDリッピング違法化&違法DL刑罰化、著作権法改正案が可決・成立
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120620_541251.html
日本レコード協会、「私的違法ダウンロード刑罰化」法案成立に歓迎コメント
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120620_541384.html

ということで、すでにレコード協会からのコメントが発表されています。
http://www.riaj.or.jp/release/2012/pr120620.html
今後は、改正法の趣旨を広く皆様にご理解いただくための広報活動を積極的に行うとともに、ユーザーに対するよりよいサービスの提供に一層努めて参ります。今回の法改正によりインターネット上で蔓延する著作権侵害行為が減少し、健全なインターネット社会が実現することを期待するとともに、新たな音楽・映像の創作活動に一層努めて参る所存です。
「今後」じゃなくて「今後」なんですね。

前回の改正、平成21年の改正(自民公明政権時)で「違法ダウンロード」が定義されたけど、その際の記事はこれ。
2010年1月から施行された改正著作権法の内容と狙いが明確に書かれています。

CNET Japan -「違法ダウンロードは社会正義に反さないが、権利者に悪影響」--文化庁
2009/07/30 22:00
http://japan.cnet.com/news/media/20397569/
 改正著作権法は、著作物を無断でアップロードする側だけではなく、ダウンロードする側も違法としたことが大きな特徴。ただ、悪意を持たないユーザーであれば依然として第30条に規定された私的使用として認めているほか、悪意を持った確信犯的な違法ユーザーの場合でも罰則規定を設けていないなど強制力は弱く、施行前から効果を疑問視する声もある
 こうした点について川瀬氏(当時の文化庁長官 官房著作権課 著作物流通室長)は、「罰則や民事訴訟をもって解決を図るのではなく、まずはルール変更を国民に伝え、著作権への意識を高めてもらうことが大事」と説明。「個人のダウンロード行為が社会正義に反しているということではなく、それらが積もることで権利者などに悪影響を与えているということ。幸いにも日本人は遵法意識が高く、ルールの周知徹底を図ることによる効果は十分に期待できる」とした。
 周知徹底においては、日本レコード協会を含む民間の権利者団体などと協力した官民一体の体制を敷く方針を示している。協会の副会長で、広報委員長を務めるキングレコード 代表取締役社長の小池武久氏は「(改正著作権法は)違法流通を撲滅するチャンスととらえている。さまざまな方法で若年層を中心に周知徹底をするつもりだ」と応じた。また、罰則規定が盛り込まれなかったことについては、「まずはルール改正を広めていくことが先、という認識で一致している」(日本レコード協会 情報技術部部長 兼 法務部担当部長の畑陽一郎氏)と納得済みの方針であることを示した。

前回の改正時にも日本レコード協会が周知を徹底すると言っていたことがわかります。
しかしその結果が前回のエントリで引用した今回レコード協会が出した意見なわけです。

法制問題小委員会ヒアリング 「著作権法第30条に係る意見」(日本レコード協会)
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/housei/h23_shiho_03/pdf/shiryo_1.pdf
 著作権法が改正され、昨年 1 月より「違法な音楽・映像を違法と知りながらダウンロードする行為が違法」となった。この法改正の周知については、官民協力して継続的に行ってきた結果、徐々にインターネットユーザーに浸透してきており、当協会が昨年実施したユーザー調査でも、10代・20代の若年層の法改正認知率は55%という結果が出ている。

日本レコード協会「違法配信に関する利用実態調査」結果公表
http://www.riaj.or.jp/release/2011/pr110309.html

「違法配信に関する利用実態調査」を2010年8月に実施したもの。
違法ファイル等の認知・利用率】
動画配信サイトの利用率は29.6%、認知率は68.1%、P2Pファイル共有ソフトの利用率は5.0%、認知率は44.6%、その他のPCサイトの利用率は10.4%、認知率は49.3%、携帯電話向け掲示板サイトの利用率は9.4%、認知率は55.3%
【違法ファイルのアップロード経験率】
違法サイト等利用者のうちのアップロード経験率は18.8%で、認知率は65.3%である。

権利者側である自分たちが周知徹底した結果の周知率が約半数という状態での「更なる法改正」、前回の法改正から短期間での「罰則化導入」はやはり拙速と言わざるを得ないでしょう。

参議院の委員会での審議でも「違法配信されたものをダウンロードすること」が違法なんだよということがまだ周知されていない状態なのに、拙速に罰則化するというきちんとした理由は答弁されないまま。
「違法であると知りながら」の場合にのみ適用、「一曲だけ違法ダウンロード」でも処罰に至るかどうかは軽微だからあたらないと考えるとか線引きが曖昧。

刑事罰の導入はせず、まずは正しい知識を知らしめるべき。前回の改正から本当に十分な周知が行われたのか、その結果の周知率がその程度で良いのか。まだまだ周知徹底、若年層への教育が不十分なままだと思います。

このような前回の法改正以降「違法となったということを知らない人が約半数」という状態で、「違法と知りながらダウンロード」したら罰則適用とはおかしいのでは?

親告罪であるし、令状主義だから大丈夫。というのは司法への信頼が揺らいでいる現状を考えると恣意的な運用につながるのではないか、と思う次第。
民主党がすすめる「消費増税」に自民・公明両党の協力を得るための取引材料の一つとされ、十分な審議もなされぬままでの「罰則化導入」は危険としか思えません。

#長文&まとまりの無い文章で失礼しました。


関連
自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_16.html
「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_9801.html
著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/1998.html

"bounce" - 充実しているタワーレコードのフリーペーパー

タワーレコード店頭で配布しているフリーペーパー、"bounce" って下手な音楽雑誌より充実していてなかなか読み応えがあります。

最近はbounceのWebコンテンツもずいぶん整理されてしまったのは残念。
タワレコのキラーコンテンツになりうるものだと思うのですけどね。
「店頭じゃないと入手できない」というのは店頭に通うインセンティブになっていると思いますが、近くに店舗が無いと毎号入手できない理由になってしまうのがほんと残念。
常時店頭に置いてあるわけではないので、bounce目当で出掛けてbounceが無かったときは本当に残念!

特にお薦めなのが「ピープルツリー」という連載記事。オンラインでも一部を読むことができますが、毎号ミュージシャンを取り上げて過去作品や関連作がきちんとまとまられていて重宝してます。
でも一部がWebで読めるというのが現状なのですよ。ほんと残念。

タワーレコードオンライン 特集ピープルツリー
http://tower.jp/article/feature/category/100000099

一時期、"bounce book" としてTOKYO FM出版から記事をまとめた書籍になったりしていますが、最近はそういう気配も無し。せっかくのコンテンツなんだから活用をぜひお願いしたいです。

タワーレコード "bounce" バックナンバー一覧
http://tower.jp/mag/bounce/2012/bounce%20344

タワーレコードオンライン "bounce"
http://tower.jp/mag/bounce/


2006年に発行された「bounce book R&B STANDARDS」を入手してみました。




「はじめに」で書かれているように1990年代〜ゼロ年代初頭のR&Bを扱った内容になっています。
 本書が対象とするのは、まさにそんなヒップホップ時代のR&B……ということで、ここでがヒップホップ・ソウルの象徴とされるメアリーJ・ブライジがアルバム・デビューした92年にスタートラインを置きました。(中略)
 本書ではザックリと年代を3つに区切り、<ヒップホップ・ソウル全盛の92〜95年><ソウル・ルネッサンス的な動きとティンバランド系ビートが台頭した96〜99年><それらを咀嚼しながら進化/発展を遂げる2000年以降>という3章の中で、それぞれの時代を象徴するアーティストやアルバムを便宜上スタイルや地域などに分類して扱っています。(後略)

私はその時代、リイシュー盤をせっせと買い漁っていた時期でして、過去の音楽、1960年代〜1970年代の音楽を集中して聴いて頃。
メアリーJ・ブライジもリアルタイムで存在は知っていましたが、実際に彼女のCDを買ってというのは90年代末あたりから。

「R&B」というジャンルが1960年代のSTAX系などに代表される「クラシックR&B」から、新しい「R&B」に変わった時期でもありますね。
日本で言えば、宇多田ヒカルの登場以前と以後みたいな感じかな。

書籍の目次です。
上の引用の通り、「アーティスト」はメアリーJ・ブライジからスタートしています。
もっと見直されても良いと思う "TLC" が入っているのはうれしかったです。(セカンドアルバムは愛聴盤です)




一番期待していた bounce archives は3ミュージシャンだけというのが残念な点。
コラムとして「無人島に持っていきたい愛聴R&B盤」(スガシカオなど)、巻頭のインタビュー記事では久保田利伸氏が登場してます。6ページの分量。もう一つのインタビュー記事はライムスターのDJ JIN氏(ヒップホップ)と長谷川賢司氏(ハウス)のもの。

私にとって「空白期間」であり、2010年以降になって「後追い」するための入門書としては良いかなと思いますが、さすがに時代の流れからするとちょっと古いなと思うものも多いです。
(書籍化するとどうしてもそうなってしまいますけど)


冒頭に書いたようにキラーコンテンツになっていると思うフリーペーパーになっている冊子。
なので、タワレコオンラインで購入するときに「希望者に送付」オプションがあったり、オンラインで「販売」してもいいと思うんです。
(ヤフオクで流通しているんで欲しい号は入手可能ではありますが)

Amazonじゃできないこと。ぜひ前向きにご検討頂きたい次第です。


  

2012年6月17日

続・Amazonのタイムセール

Amazonのタイムセールの告知をしましたが、当日WalkkanZシリーズは登場せずでした。すみません。
あのメール、「6/16 9:00から7/1までの期間にタイムセールを行うからね」という意味のようです。(おいおい)

今日はクリエイティブのイヤフォンが多数出てました。(すでにキャンセル待ち状態ですが)

Amazonのタイムセール




朝一番にチェックすれば今日のセール品がわかるようになっています。
4時頃には更新されていました。

関連
Amazonのタイムセール
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/amazon.html

2012年6月16日

「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」

「私的違法ダウンロード刑罰化」について再度。

2chソースで「戦犯議員」が出てたけど、「音楽議員連盟」などの利権議員さんが本丸ですよ。
InterneeWatchの記事にも名前が出ていましたが、自民党の河村建夫衆議院議員(元官房長官)らが「主犯」ということは記憶しておきたいところ。(まぁ、それを丸呑みしちゃった野田政権にも腹が立ちますが)

Internet Watchの記事ではあえて関連リンク先がこうなってますね。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120615_540420.html

河村建夫衆議院議員の活動報告 違法ダウンロード防止法案趣旨説明(同議員のホームページは現在アクセスできない模様だが、Googleのキャッシュなどで内容を確認できる可能性あり
 http://www.tspark.net/katsudo/33.html
記事を書いた方の思いが伝わってきます。(笑)


インターネットユーザー協会も反対声明を出しています。
日弁連の声明よりとてもわかりやすく書かれています。ご一読を。

Movements for Internet Active Users (MIAU) (日本語名「インターネットユーザー協会」)
『違法ダウンロード刑事罰化』について、議員向けの反対声明を発表
http://miau.jp/1338800400.phtml

見出しだけ引用します。
  • 摘発されるのは理解していない子どもたちです
  • 違法・合法の区別をつけることができません
  • 捜査権の濫用を招くおそれがあります
  • 慎重な議論が必要です

一つ目の「摘発されるのは理解していない子どもたちです」が重要かなと思います。
2010年の著作権法改正で、違法にアップロードされた音楽・映像ファイルのダウンロードが違法とされました。権利者側が違法ダウンロードの主体と見なしているのは主に中高生ですが、その約半数が未だ、ダウンロードが違法になったことを知りません[*1]。このような状態で罰則をつければ、多くの「違法になったとは知らなかった」子どもたちが摘発の対象となります。子どもたちに教育を受けるチャンスを与える間もなく刑事罰化へと進むのは、あまりにも拙速であると考えます。

すごくあたりまえな内容だと思うのですよ。
法改正されて「違法化」されてからも約半数(45%)が「違法とは知らない」んですから。

上記引用の注釈は以下のもの。
法制問題小委員会ヒアリング 「著作権法第30条に係る意見」(日本レコード協会)

日本レコード協会の意見
<10代・20代グループでの主な発言>
  • 「法改正は自分には関係ない」
  • 「タダで手に入る違法ダウンロードは止められない。お金を払うなんて信じられない」
  • 「自分の周りの友人・知人はみんな違法ダウンロードをやっている」
  • 「みんな(沢山の人達)が違法ダウンロードやっているのだから自分だけが警察に捕まることなど絶対ない」
このような違法状況の蔓延は、正規流通を阻害し、音楽を創作する者に対する正当 な対価の還元がなくなり、新たな音楽の創作に悪影響を与えることとなる。大量に流 通している著作権侵害ファイルの総量を減少させるため、『違法アップロードに対するそれと同様に、違法ダウンロードに対する刑事罰を導入する』という法改正の検討をお願いしたい。

55%が「わるいことだとわかってやっている」からといって、若年層をターゲットにした刑罰化をしちゃっていいものなのか。
まずは教育でしょ。やってはいけないという認知率が半数程度なんですよ。文教族議員さんはそっちを優先させるべきだと思うのですが。

法改正が成立、施行となれば何かのタイミングで見せしめ的な摘発が予想できますね。(押収したパソコンからは〜というもっともらしいアナウンスが想像できます)

見せしめでの「教育」(威嚇だと思いますが)をすべきなのか、ちゃんと著作物というものについて学ぶ機会を設けるべきなのか。私は後者だと思います。


敏感になってないと困る音楽の周辺でご飯を食べている人というか、「音楽評論家」はこのようなコメントを。

RO69(アールオーロック) 
 - 渋谷陽一の「社長はつらいよ」
違法ダウンロードに罰金最大200万円。新法案成立へ。
http://ro69.jp/blog/shibuya/69196
これまでアップロードのみに罰則があったが、ダウンロードも罰則の対象になる法案が成立する。
ただ実際に罰則が実行される事はまれで、一種の警告として作られた法律と思われる。

この鈍感さが渋谷陽一なんだよなぁと思います。
著作物を発行する側、権利者側でもあるからなのか、ただの鈍感なのか。評論家というよりは実業家なんでしょうね。


違法なアップロードを取り締まった方がいいという意見もありますね。
今年に入ってからも「Megaupload」が摘発されたりしているので、各国ともそちらの手は打っているように思います。

RBB TODAY (エンタープライズ、企業のニュース)
2012年1月20日(金) 18時15分
オンラインストレージ大手のMegauploadがサービス停止、著作権侵害でFBIが捜査
http://www.rbbtoday.com/article/2012/01/20/85329.html
米Megaupload(メガアップロード)は19日(現地時間)、サービスを停止した。また、同サイトの運営者は著作権侵害で起訴された。

とはいえ、2ちゃんねるのスレッドでは「Kyo Music City」という名の違法サイトがまだ健在のようですし、そっちは放置なんですかね。>日本レコード協会

【KMC】極悪 Kyo Music City 撲滅 192【毛虫】
http://logsoku.com/thread/awabi.2ch.net/download/1339079076/
このサイトは邦楽・洋楽などの音楽ファイルや映画・PVなどのDVD・Blu-rayを海外のうpろだを介してファイルのやりとりをする本当に困った犬畜生なフォーラム形式のサイトだがね。
上記ジャンル以外にも、アプリケーション、ゲームソフト、アニメ、コミック、雑誌、写真集、アダルト等を大量に流通させとってねぇ、ホントにいろいろと揃っとるでいかんて。 

違法アップロードを減らす努力、違法なダウンロードはやってはいけないことだという周知(教育)はまだまだやる余地があると思います。
TwitterやBlogで文句言ってるだけじゃ仕方がないので、地元の参議院議員(自民)事務所、および公明党本部へ電話で慎重に審議すべきであるとの意見は伝えました。
参議院での十分な審議に期待。


関連
自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_16.html
続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html
著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/1998.html

友人から借りたCDの複製は?
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd.html
友人から借りたCDの複製は?の続き
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd_19.html


続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編

前回は日経BPのサイトの小田嶋隆さんのコラムからの切り口で「違法ダウンロード刑罰化」について書いてみましたが、Twitterで感じたのは「リッピング禁止」と受け取った人が多いこと。

今回の「法改正」のポイントは、

  • リッピング違法化(刑事罰はなし)←当初の政府案はここまで。パブリックコメントなどで意見を募ったりしたもの。
  • 私的違法ダウンロード刑罰化←「消費増税」との抱き合わせで自民党と公明党が出してきたもの。パブリックコメントなど経ていないもの。

前回は後者について書いてきたので、今回は前者「リッピング」について書いておきます。

たしかに「リッピング」って言われるとCDもか!と思えますが、INTERNET Watchの「DVDリッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案、衆議院で可決」という記事のように「DVDのリッピング」が対象。

同記事より引用
DVDなどに用いられる「CSS」などの暗号型技術を、著作権法上の対象となる「技術的保護手段」に追加するもの。その結果、これを回避してDVDなどを複製するプログラム・装置を提供することが規制され、違反者には刑事罰が科せられるほか、技術的保護手段を回避して行う複製は、私的使用目的の複製の範囲外となり、認められなくなる(刑事罰はなし)。いわゆる“リッピング違法化”。コピーガードなどの技術的保護手段が用いられていないCDなどの私的複製については、違法化の対象とはなっていない。
合法と違法に分かれるとしっかり伝わっていないような感じですが、この内容でわかっていただけるかと。


著作権法第30条にある「私的利用の範囲」での音楽CDのリッピング、音楽CDのコピーは今まで通り行えます。(当然の権利)
DVD-Videoのような「暗号プロテクト」が掛かったものを「解除」してコピー、リッピングしたら駄目ということ。

CDにもコピー防止技術が使われている!という人もいますが、CDのSCMSはコピー防止技術だけど、「デジタルコピーの回数」を制限するもの。

SCMS対応機器間では、デジタル接続によるコピーは1世代のみ可能。2世代目からは、録音側機器がデジタル信号に含まれるコピー情報を検出して、録音を行わないようにする。
CDからDATやMDへのデジタルコピーの回数(世代)を制限するものです。
CDからDAT→DAT→DATという劣化の無いデジタルコピーを防ぐ意味で使われているもの。
(CDからCD-R→CD-Rということでも同じ)

私的範囲でのCDコピーでここが問題になることはないでしょ。DATは消え、MDも消えそうなんですから。
SCMSを「解除」することについては、1999年の販売禁止(不正競争防止法)でNGになってます。以前はSCMSを解除する秋月のキットが販売されていましたが、その後は販売してないでしょ。


コピーコントロールCD(CCCD)はどうなの?という疑問があるかと思いますが、これは暗号型技術を用いたものではなく、物理的に読み込みを妨害するものなので該当しません。

コピーコントロールCDは意図的に間違ったエラー訂正符号を記録しておくことによって、誤り訂正機能が正常に働かなくなることを狙ったもの

新型のコピーコントロールCDが出たら?とか想像する人もいるかと思いますが、CCCDがCDという規格を逸したもの(CD再生専用機器でも再生できるかどうかわからないもの)なのに、さらにCDに暗号型プロテクトを掛けるとなると再生機器を総入れ替えしなければならず、現実的では無いと思います。
(音楽CDをやめ、暗号型プロテクトのSACD、しかもシングルレイヤーに移行すれば解決するでしょうが現実的とは思えません)


著作権法第30条に「私的使用を目的とした複製」について書かれています。
長くなりますが全て引用。
http://ja.wikibooks.org/wiki/著作権法第30条
条文
(私的使用のための複製)
第30条
1.著作権の目的となつている著作物(以下この款において単に「著作物」という。)は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること(以下「私的使用」という。)を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
一 公衆の使用に供することを目的として設置されている自動複製機器(複製の機能を有し、これに関する装置の全部又は主要な部分が自動化されている機器をいう。)を用いて複製する場合
二 技術的保護手段の回避(技術的保護手段に用いられている信号の除去又は改変(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすることをいう。第120条の2第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合
三 著作権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、その事実を知りながら行う場合
2.私的使用を目的として、デジタル方式の録音又は録画の機能を有する機器(放送の業務のための特別の性能その他の私的使用に通常供されない特別の性能を有するもの及び録音機能付きの電話機その他の本来の機能に附属する機能として録音又は録画の機能を有するものを除く。)であつて政令で定めるものにより、当該機器によるデジタル方式の録音又は録画の用に供される記録媒体であつて政令で定めるものに録音又は録画を行う者は、相当な額の補償金を著作権者に支払わなければならない。

関連
友人から借りたCDの複製は?
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd.html
友人から借りたCDの複製は?の続き
http://tiiduka.blogspot.com/2010/01/cd_19.html

自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post.html
「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_9801.html
続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html
著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/1998.html

「軽く」なったATOK2012

日本語入力ソフト、昔の言い方だとFEP、最近だとインプットメソッドなんですかね。
OSに付属するものやGoogle、Baiduが提供するものなどいろいろありますが、私は昔からジャストシステムのATOKを使っています。

まぁ慣れなんでしょうが、日本語を変換するという意味において、日本語を入力するという意味においいてとても優れたソフトなんで使い続けているという次第。
(国産アプリケーションソフトを応援したいという意味も入ってますが)




私の場合、MacOS X用 + Windows用の両方が入ったパッケージを購入しています。
毎年の更新なので、バージョンがYearになってますね。毎年更新しているとそろそろそんな時期かという感じがしてくる不思議なもの。


Windows版が先にリリースされ、遅れてMacOS版が出るといういつものパターンで、MacOS用の発売にあわせ、両OS用のATOKが入ったものを優待価格で購入するという感じ。

今朝届いたんですが、受け取ったら「軽い」んです。その軽さにびっくり。

パッケージには以前だと冊子のマニュアルが入ってたりしましたが、いまはBOX CDぐらいのサイズの紙箱。昨年まではWindows用とMacOS用のCD-ROMが入ってましたが、今年からUSBメモリ1つになりました。

たしかにCD-ROMをケースに入れてというよりもUSBメモリに入れちゃう方が双方にとって都合が良い時代なのかもなと思った次第。
iMacにはDVDドライブが付いているけどMac miniには光学ドライブは付いていないし、ノートだとMacBook ProとMacBook Airでも同じ関係。
WindowsPCでもUltrabookだと光学ドライブは外付けだからやっぱりUSBメモリでインストールできちゃう方が便利な時代なんですね。

「重量=買った感触」みたいなものがあり、あえてダウンロード版ではなくパッケージ版を買っているんですが、これならもう少し安いダウンロード版にするのもありかな、などと思ってしまいました。
でも再インストールの時に慌てないように来年もパッケージ版を買うんだろうな。
(音楽CDを買い続けているように、どうも手元に物理的なものがあると安心するんです)




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自公の推す「違法ダウンロード刑事罰化」が衆院通過

今日のニュースで言えば、やっぱりこの話題かなと。

INTERNET Watch
DVDリッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案、衆議院で可決
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120615_540420.html

衆議院の文部科学委員会で15日午前、著作権法の改正案について審議・採決が行われ、“リッピング違法化”などを盛り込んだ政府案が全会一致で可決した。あわせて、自民・公明の両党から“私的違法ダウンロード刑罰化”を追加する修正案が採決直前で提出され、賛成多数で可決された。
さらに法案は同日午後、衆議院本会議に上程され、修正案を含めて賛成多数で可決された。

こういう行為は違法だよという線引きをしたのが政府案
違法なんだから刑罰も追加しろよというのが自民党と公明党から出された修正案

民主党はそこまで踏み込む気は無かったんだけど、消費増税賛成してやるから罰則化な、と推してきたのが自民・公明。
今回の修正案は「社会保障と税の一体改革」という名の消費増税を通したい与党・民主党が自民と公明の協力を得るために妥協したもの。(他にもいろいろセットで調整したようですが)


コラムニストの小田嶋隆さんが「「違法なら罰則があって当然じゃないか」という感じの早呑み込みが待ち構えているからだ。」という書き出しで始まるコラムで詳しく書かれているのでぜひ読んで頂きたいところ。

小田嶋隆さんのコラム
日経ビジネスオンライン ハードディスクに眠る違法データと遺書
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120614/233357/

「違法なら罰則があって当然だ」という見方は、実は、かなり大幅に間違っている。
法の実態はそんなに単純なものではない。
禁止が定められていながら、それを破った場合の罰則が定められていない法令は、実のところ、山ほどある。

日弁連は「刑事罰を導入する」ってことに反対を表明しています。

日本弁護士連合会
違法ダウンロードに対する刑事罰の導入に反対する会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120427_2.html
報道等によれば、音楽等の私的違法ダウンロードについて、自民党及び公明党は、政府提案の著作権法の一部を改正する法律案を修正し、刑事罰(2年以下の懲役または200万円以下の罰金)を設ける方針であり、民主党も受入れについて検討しているとのことである。

前文はわかりやすく書かれているんですけど、「なんで」 という部分が法律用語駆使でわかりにくいので以下、意訳(原文をまず読んでみて下さいね)。

  1. まず「私的領域」に刑事罰を入れることにはとても慎重じゃなきゃならない。個人の違法ダウンロードによる「財産的損害」って実際のところは極めて軽微なものでしょ。いまのところ「刑事罰」を導入するような行為って認識になってないでしょ。
  2. 「私的使用目的であっても例外的に違法とされている複製行為」(著作権法30条1項柱書の適用が除外されている行為)の中で「ダウンロードのみ」に刑事罰を導入するのは刑のバランスを欠くよね。
  3. すでにある「違法アップロードに対する罰則規定」を活用したり、著作権ってどういうものかを教えることとかやることは他にもあるでしょ。
  4. すでに平成21年に著作権法を改正して「ダウンロードを民事上違法」としたけど、その後をちゃんと見極める必要があるよね。
  5. 「刑事罰」にすれば抑止力が期待できるって言うけど、その効果には疑問だね。


以下、長くなりますが引用。
海外において、刑事罰が定められている国においても、それが積極的には運用されていないという実態があり、国際的な比較からも、現時点で刑罰化を急がなければならないとは考えられない。
したがって、まずは、違法アップロードの検挙実績とその成果を慎重に検討し、違法アップロード対策をより充実させることを検討すべきであり、これを抜きにして違法ダウンロードを直ちに刑事罰の対象とすることは、あまりにも拙速と言わざるを得ない。
よって、今回の違法ダウンロードに対する刑事罰の導入には反対であり、今通常国会において拙速な修正案の提案やそれに関する審議がなされることがないように強く求める。

一段目は他所の国との比較ですね。グローバル・スタンダードってやつ。それと比較しても厳しすぎるんじゃないのということ。

二段目は違法アップロード対策を充実させなきゃ駄目でしょということ。違法アップロードを取り締まらないで違法ダウンロードだけってことになったらおかしいわけで。

三段目はすでに衆院を通過ということで、暗雲が・・・


冒頭のInternet Watchの記事でも、
DVDリッピング違法化よりも恐ろしい(?)私的違法ダウンロード刑罰化」との見出しで
 リッピング違法化については強い反対意見があるのも事実だが、この規定を含む政府案は、文化庁の文化審議会での議論や報告書、パブリックコメントなどを経て出てきたものだ。対して、修正案の私的違法ダウンロード刑罰化は、オープンな議論がないまま立法化されようとしていることで問題視されている。
と強い口調で書いてます。
DVDリッピングの違法化については反対意見もあったけどパブコメを経て十分な議論をしてきましたよね。ここまではわかりますと。太字にした部分が問題だろってところ。刑事罰を導入することへの疑問ですね。
 そもそも私的違法ダウンロード刑罰化は、権利者側が以前から訴えていた方向性であり、これまでも文化審議会で繰り返し訴えられていた。ダウンロード違法化の施行後も、罰則がないために、違法アップロードされた音楽などのダウンロードが減らず、音楽産業に多大な損害を与えているといった主張だ。もちろん、違法ダウンロードがまん延するような状況は望ましくないが、その行為に刑事罰を科すことが果たして合理的・妥当なのかという議論がまずある。また、刑事罰化することで懸念されるさまざまな問題点も指摘されており、文化審議会の議論では合意には至らず、政府案には含まれなていなかった。

権利者側の意見がそうだったということが書いてあります。
「罰則がないから無くならないんだ!」という権利者側の声ですね。
そこまでは踏み込まないことでまとまったのが政府案。

 一方、自公では、著作権法の改正案とは別個の法案として、私的違法ダウンロードに刑事罰を科す法案を検討していた模様だ。自民党の河村建夫衆議院議員は昨年12月、「音楽等の私的違法ダウンロードの防止に関する法律案」の共同提出に向け、自公が党内手続きを完了したことを自身のホームページで報告していた。


ということで、自民党と公明党のおかげで「権利者側」の意見を反映できましたとさ。

簡単にまとめると、
  • CDは今まで通り私的なリッピング、コピーをすることができます。(暗号処理のプロテクトが無いんで)
  • 暗号処理のプロテクトが掛かったDVD(映画など)はリッピング・コピーしちゃ駄目です。
  • SACDもプロテクト掛かっているんでリッピングしちゃ駄目です。(DSD抜きNG)
  • 違法なアップロードは今まで通りやっちゃ駄目です。
  • (日本に限らず)違法にアップロードされていたファイルをダウンロードしちゃ駄目です。
  • 違法かどうかわかんないけど、違法だったファイルをダウンロードすると「2年以下の懲役または200万円以下の罰金」が待ってます。←New

ドサクサに紛れて「罰しちゃえ!」という権利者側の意見が衆院を可決。残るは参院。
参議院での付帯決議ぐらいにしか期待できないのかなぁ・・・

権利者側って何?
http://ja.wikipedia.org/wiki/音楽議員連盟
http://ja.wikipedia.org/wiki/音楽文化振興議員懇談会

関連
友人から借りたCDの複製は?

続「違法ダウンロード刑事罰化」リッピング編
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_16.html
「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り」
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_9801.html
続・「私的違法ダウンロード刑罰化」やるべきことは「教育」と「アップロードの取締り
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/blog-post_20.html
著作権法改正 -「1998年をピークに」を掘り下げてみる
http://tiiduka.blogspot.com/2012/06/1998.html

2012年6月15日

Stereo Sound別冊DigiFi 7号はUSB DACデジタルアンプが付録

昨年のステレオ誌付録のluxmanブランドデジタルアンプに続いて、今度はステレオサウンドの別冊「DigiFi 7号」ではUSB DAC付きのデジタルアンプが「付録」だそうです。

2980円という値段の「高い雑誌」になっていますが、DAC付きのデジタルパワーアンプが付いてくるそうです。(USB接続専用なので注意)


Stereo Sound ONLINE
DigiFi No.7の特別付録は音が自慢のUSB DACアンプ。これ、ホントすごいよ!
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2012/06/04/10354.html




上記記事に書かれている内容をまとめると、
  • DACチップは、TIのPCM2704
  • アナログ出力の最終段にはフィルムコンデンサを使用
  • USB DACは、48kHz/16bit まで対応。
  • 東和電子の「スーパー・チャージド・ドライブ・システム」を採用(USB規格以上の出力に対応)
  • ダイナミックパワー10W+10Wの出力(音量調整はPCやMac側で行う)
  • USBバスパワーだけで作動(ACアダプターなどの電源は不要)
ということのようです。




脚が付いたスピーカ端子付きの基板ですね。
給電もUSB端子からなのでシンプル。アナログ入力は無し。


ケースは付属しないので適当なものを見繕うか、このアンプ用に販売するところがありそうな感じ。
入力と電源がUSBのB端子だけ、出力がスプリング式のスピーカ端子だけというシンプルなものなのでケーシングは容易かなと。(ボリュームが無いのも容易にしてますね)

組み合わせるスピーカはなんでもいけそうですが、お手軽なのはリサイクル店でミニコンポ用のセット(2000円以下のもの)とかでしょうか。

ステレオ誌付録のユニットと別売りのエンクロージャと組み合わせるのも面白そう。
(出版社は別ですが、こっちはアンプ、そっちはスピーカと「分業」しているようにも見えますね)

それにしても「オーディオ誌」の生き残る道は付録しかないんでしょうかね。
雑誌全般に言えることでもありますが。


AV Watch
ステレオサウンド、USB DAC兼パワーアンプ付き雑誌を発売
-DigiFi 7号の特別付録。卵スピーカーのOlasonicが協力
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120615_540274.html





Amazonのタイムセール

Amazonからのメールには目を通すようにしているんですが、「Amazonのタイムセール」は随分と商品が増えてやる気モードになっている様子。

今日のタイムセールでは数量1ながら、オーディオテクニカのヘッドフォン ATH-AD2000が半額で42,000円。



明日の9時からは期間中にSONYの Walkman Zシリーズ も登場だそうです。


ボーナスタイムセールということで、7/1まで毎日更新だそうです。
続きはこちら。続・Amazonのタイムセール

Amazonのタイムセール

2012年6月12日

SONY 「x-アプリ」を使ってみた

SONYのWM用アプリケーション、「x-アプリ」を試してみました。
SONY NW-E023FというD&Dでのファイル転送に非対応なモデルを入手したのでWindowsPCに入れてみたという次第。

NW-023Fというモデルはスティック型の1GBモデル。初代のiPod shuffleに3行分のカラー画面が付いたって感じのモデルです。
http://www.sony.jp/walkman/products/NW-E020F_series/

現行のEシリーズと比較すれば残念な、がっかりなモデルではありますが、試しに使ってみるにはいいかなと。

ドラッグ&ドロップでのファイル転送に対応 していれば問題無かったんですが、このモデルはSONY製のソフトウェアでの転送のみサポート。同時期に発売されたSシリーズなどはD&Dでのファイル転送に対応なんですが、この時期のEシリーズでは未対応なんですね。

"SonicStage" 、「x-アプリ」の2種類があってどっちを使うか迷いましたが、SonicStageには良い印象を持っていないので後者を選択。
それにしてもSONY製の似たようなソフトが2種類あるという状態はどうなんだろうか。詳しくない人だと選択肢があるというのは困った状態なんじゃないのかなと思いました。
(対応機種かどうかをチェックしてというのも面倒な作業。細かい型番まで覚えてませんよね)


体験型・統合アプリケーション「x-アプリ(エックス・アプリ)」ダウンロード
http://www.sony.jp/support/pa_common/x-appli/download/
■“ウォークマン”*
  • NW-Z1070/Z1060/Z1050
  • NW-X1060/X1050
  • NW-A86x/A85x/A91x/A84x/A82x/A80x シリーズ
  • NW-S76x/S76xK/S76xBT/S75x/S75xK/S74x/S74xK/S64x/S64xK/S73xF/S73xFK/ S63xF/S63xFK/S71x/S61x/S70x/S60x/S20x シリーズ
  • NW-E06x/E06xK/E05x/E05xK/E04x/E02x/E01x/E00x シリーズ
  • NWD-W263/W253/W202
*機種によっては「x-アプリ」の一部の機能がご利用になれません。

インストールしたのはバージョン3.0というもの。151MBのダウンロードなんでびっくりしました。


SonicStageは小さなインストーラを起動してからInternetからのダウンロードというつくりなので大きく違うところですね。

結構インストールに時間が掛かったけれどWindowsを再起動してできあがり。
x-アプリを起動して、すでにイントールしているiTunesライブラリから楽曲を登録するようにして待ち時間。その間におすすめのPodcastを自動登録されていてなんだか違和感。(SONYおすすめは英会話系のものでした)


それにしても画面に表示される「広告」は邪魔ですね。
非表示にできるのかな。

広告以外はそんなに違和感なく使えました。
有料サービスは使わない状態なので「できること」に制約があるのでしょうが、ソニー製品の利用者なんだからそんなに大きなバナー広告を表示しなくてもと思います。



機器に転送で1GBのWalkmanなので自動で転送。

転送時にビットレートを変更したりということも可能。


転送して小さなWalkmanで再生してみましたが、なかなかクリアな音質。
3行分という最低限の画面表示ですが、カーオーディオっぽい感じ。
ジャケット写真(アートワーク)はつぶれちゃってなんとか認識できるレベルですけども。

2012年6月11日

ADSL - 配線見直し後の回線の帯域調整中

ADSL回線の帯域調整中です。
帯域を絞って切れにくいよう、安定するための手続きをしてもらっている最中。


下りで10240kbps、上り1088kbpsというのが今の状態。
夕方以降の調整なんでまだ調整中なんだろうなと思います。

先日までの下り4000kbps以下の状態はさすがに遅かったんで、iMacがフリーズしたのか?と思うようなことがありましたが、さくさくっと動きますね。
いろいろなアプリケーションソフトがInternetに接続されていることを前提にしているのでその「待ち時間」が減ったことが影響しているのかなと思います。

2012年6月10日

ADSL回線が遅い - 宅内配線の見直し

家の電話回線の見直しをしました。
ADSLのモデムを交換しても不安定で帯域調整でなんとかという状態。
リンク速度が下り4000kbps以下になってしまっているので、こりゃ何かあったのかと。

宅内への電話回線が玄関という古い戸建て住宅に住んでいるもので、そこから延長して茶の間の柱にモジュラープラグという状態でした。昔の家って玄関に電話でしたからね。


この状態だと宅内の配線が長く、ADSLモデムとしては不利な状態。
玄関の近くにADSLモデムを設置して、電話機はその先の茶の間という構成にすることに。


旧:玄関 ---------------------茶の間------ADSLモデム---電話機
新:玄関 ---ADSLモデム----茶の間-----------------------電話機


ADSLモデムを設置するにもコンセントが近くに無いんで、ADSLモデムは茶の間の対角線移動ということに。(そこからモジュラーケーブルで玄関のジャックへ)

電話機はそのままだけど、ADSLモデムにあわせて無線LANの機器類もあわせて移動。
結構面倒でしたが、無線LANの親機は普段使わないブラウン管テレビの上に。
台所から離れることで電子レンジの影響も受けにくいかなとか。

あとは再度帯域調整をやり直してもらってどうなるかですね。


2012年6月9日

ベストヒットUSA - 所詮はMJ頼みの番組なのか

先日のベストヒットUSA(BS朝日)では「マイケル・ジャクソン特集第17弾」だったそうです。
今回はアルバム「スリラー」のリリースから30周年ということだそうで、スリラー収録曲を大特集。

私の脳内では『1983年のアルバム』と認識してたんですが、リリースは1982年の12月だったんですね。
リリース直後にアルバムを買ったけど貸したら戻ってこなかったという嫌な思い出のあるアルバムだったりします。(私的なことですけどもね)

1983年に売れたという意味では合ってましたけど、1983年にスリラーが売れてた頃に夢中で聴いていたのはポリスの「シンクロニシティ」だったんで、そっちの印象の方が思い入れは強いかな。
EPICから「スリラー」、A&Mから「シンクロニシティ」、EMIからはデヴィッド・ボウイの「レッツダンス」、サウンドトラックの「フラッシュダンス」もヒット連発でしたね。日本だとYMOの「浮気なぼくら」の年でもありますね。

一応、スリラーのアルバム(アナログ盤)を買っていたし、当時テレ朝で放送していたベストヒットUSAをはじめとする音楽番組ではPVがよく流れていたし、ラジオなんかでも(今と比べて洋楽比率が高かった)よく流れてましたんで、耳タコ状態でしたね。


ポール・マッカートニーとの共作曲などの話題もあったし、PVを駆使した宣伝効果で実際売れたんでしょうが、関心はその数年前から聴くようになったビートルズ(NHK-FMで全曲放送したものを録音して大事に聴いてました)、そしてポール・マッカートニーの「Tug Of War」(これは良いアルバム。久々にスランプから脱出できたアルバムだと思います。その後またまたスランプになりますが)

他に、UKロック、ニューウェイヴの流れやらオーストラリアのメン・アット・ワークもそのあたり。
決してマイケル一色に染まっていたわけではありません。
マイケルにちょっと遅れてプリンスの才能発揮(ピーク)もあったし、マドンナのデビューとブレイクも同じ頃。(まぁ、この3人は同い年だったりしますけど)

ところが過去を美化、単純かする傾向からなのか、1950年代にはエルヴィス、1960年代にはビートルズ、1980年代にはマイケルしか存在しなかったかのような風潮には大いに疑問。


MJ特集を定期的にやらないと番組視聴率に影響するのか、視聴者からのリクエストが多いからなのかわかりませんが、過去の音楽にだけ固執した番組構成では「ベストヒットUSA」という番組の存在理由が曖昧なんではないかと思う次第。

特定のミュージシャンにスポットを当てて深掘りすることも必要ですが、17回もやるようなミュージシャンじゃないでしょう。
他にたくさん特集すべきものはあるはず。新しいムーヴメントであったり、Time Machineのコーナーを拡充して過去のチャートを特集するとか、新しい視聴者を獲得する方向に考えないと先細りになるだけじゃないかとおもいます。

2012年6月8日

ヘッドフォン - SONY MDR-Z500DJ

リサイクル店でジャンク品を安価で入手。
イヤパッドはへたっていたけど機構部は問題無さそうだったので確保してきたんですが、イヤパッドがかび臭い。(苦笑) ジャンクの理由はこれかと。

イヤパッドはMDR-Z600と違って丸いものなので合いそうなものを探してみたらオーディオテクニカのATH-SJ55とかATH-PRO500MK2のものが合いそう。
ということでオーディオテクニカのATH-PRO500MK2のものに交換してみました。
(交換パッド代金>購入価格になりましたが)




パッドの生地はシワシワの薄いよりも厚みのある素材が好きなんです。
なのでSONY MDR-Z600のパッドもATH-PRO5MK2のものに交換して使ってます#何と何を勘違いしたのかわかりませんが、Z600にPROMK2のパッドは入りません。すみませんでした)

MDR-Z600だとヘッドバンドの生地が傷んでボロボロになってしまうんですが、このMDR-Z500DJでは丈夫な感じ。SONYロゴもばっちり。




中古入手ということでエージングは完了してるもんだと思って使ってます。
明るめの低域寄りの音で良い感じ。楽しく聴けるヘッドフォンですね。
MDR-Z600やMDD-Z700DJとも違う感じ。

「展示機がよく壊れている」という印象の強い下位のSONY製DJモデルですが、MDR-Z300に比べてヘッドバンドに金属パーツが使われていたりとしっかり感はありますね。

先日までカタログに掲載されていたモデルですが、現在は生産完了。後継モデルはZXシリーズ。
Z500DJはタイ生産のものでしたが、ここ最近のSONY製ヘッドフォンのモデルチェンジラッシュはタイの災害と関係があるんですかね。
工場が浸水となると金型も駄目になっちゃうでしょうし、また金型を起こすとなると償却に問題が・・・ということで新製品に切り替えちゃたのかなとか。(MDR-ZX650は中国製みたいですし)

安価な中古があれば試してみてはいかがかなと思います。

商品情報 SONY MDR-Z500DJ
http://www.sony.jp/headphone/products/MDR-Z500DJ/index.html

仕様
  • 型式 密閉ダイナミック型
  • ドライバーユニット 口径40mm(CCAWボイスコイル採用)
  • 感度 106dB/mW
  • 再生周波数帯域 10-25,000Hz
  • インピーダンス 40Ω
  • 最大入力 1,000mW *1
  • コード長 約3m(伸長時)OFCリッツ線カールコード(片出し)
  • 入力プラグ 金メッキステレオ2ウェイプラグ
  • 質量 約220g

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2012年6月7日

Paul & Linda McCartney - "Ram" (Deluxe Edition) 初期ロットの不具合

ポール・マッカートニーのアルバムはリマスタリング再発が続いていますが、全てが良いアルバムだとは思っていないんで、まぁ気に入ったアルバムがリマスタリング+デラックスエディションで出たら買ってみるという感じの付き合い方になってます。

先日は、Paul & Linda McCartney名義の "Ram" がDeluxe Editionでリリースされたので購入してみました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ラム_(アルバム)
http://en.wikipedia.org/wiki/Ram_(album)



1995年リリースのリマスター盤(ボーナストラック入り)も持っているのですが、地味に好きなアルバムだしということで。
いろいろなエディションが出てますが、2枚組のにしました。

冒頭一曲目 "Too Many People" のイントロが歪んでいて、本来の音はこっちだったのか!と思ったんですがそうじゃなかったようです。
購入したWOW HDからロット不具合があったのでDisc1を送るよとの連絡がありました。
なーんだ、という感じ。

プレスした工場(国や地域)で異なるのかわかりませんが、この手のトラブルは久々でした。


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