2012年9月12日

消化映画 - 「少林サッカー」(2001年)

DVDにて視聴。香港映画は昔から好きなんでsが、チャウ・シンチーの作品は「食人」あたりから意識して観るようになりましたけど、ウォン・カーウァイ作品が好きなんでDVDを買って鑑賞したというのはこの作品が初めて。

少林サッカー - goo 映画
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD1640/index.html

日本での公開時にも話題になりましたんで、あり得ない設定で派手なアクション、コメディー要素入りというツボをきちんと押さえつつも、やはりワイヤーアクションとCGを多用した映像は楽しいです。
チャウ・シンチーは監督と脚本そして主演と大活躍。



日本での公開は2002年とちょうど日韓ワールドカップの年。
サッカーファンがサッカー映画を期待して観てしまうと激怒しちゃう映画なんですが、まぁよく考えられて作られています。
真面目なサッカー好きには薦めませんが冗談の分かるサッカー好きにはお薦めです。


香港映画に馴染みの無い人にも香港映画に興味を持ってもらえる作品を作ったという点でもすごいなと思います。
イギリスが香港を中国に返還したのが1997年。このあたりから香港映画はイマイチな感じになっていくんですが、そんな中でチャウ・シンチーは活躍している映画人だと思います。

香港のコメディ映画といえば、1970年代のミスターBooの一連のシリーズ(日本語版吹き替えの広川太一郎さんの貢献が大ですが)、1980年代のジャッキー・チェンの酔拳あたりのとかいろいろな面があるんですが、チャウ・シンチーの場合は本人(主人公)と悪役という対決コメディが多いように思います。

少林サッカーの場合、決勝戦での相手チームとそのオーナーがその悪役になるんでしょうが、そこに至るまでの過程が長く、小さな対決は多いけどクライマックスは最後までという引っぱり方なので冗長に感じる人が多いかも。(決勝戦に至るまでの過程でカレン・モクが出てきたりと豪華なんでけど)

ブルース・リー風のキーパーが出てきたりというお約束もしっかり。
鉄の頭と鉄の足がデュエットで歌う場面がありますけど、あれはウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」つながりなのかな?


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